『原理講論』には難しい言葉が使われている箇所が多くあります。そのため、意味がつかめなかったり、文脈からしてこうではないかと推測するものの、違った意味に捉えてしまうようなこともあります。そこで、難しい言葉に解説を加えてみました。
[ ]の中は、『原理講論』のページ数と、行数を示しています。一つの言葉に、二つ以上の意味がある場合、『原理講論』で使われている意味のほうに☆印をつけました。反対語は⇔で、参照は→で示してあります。
[64-6]喜怒哀楽(きどあいらく)
喜び、怒り、悲しみ、楽しみの人間的な感情。
[65-4]連体(れんたい)
全ての被造物は、それ自体としては「個性真理体」と呼ばれる。その「個体目的」と同時に、全体のための「全体目的」をもっていて、その観点から、「連体」とも呼ぶ。
[65-10]連帯(れんたい)する
手を結び連ねること。
[66-1]構想(こうそう)
これから行おうとする物事について全体の内容や実現方法を考え、その骨子をまとめること。
[66-7]三大祝福(さんだいしゅくふく)
神はアダムとエバを創造なさったのち、生育せよ、繁殖せよ、万物世界を主管せよ、と祝福された。この三つの祝福をいう。
[66-12]宮(みや)
神殿、神社など、神が宿る社。
[66-13]体恤(たいじゅつ)
心情を経験すること。
[66-14]み旨(むね)
神の願い。
[67-6]容貌(ようぼう)
顔かたち。
[67-17]素性(そせい)
本来の性質。
[68-3]画法(がほう)
絵の描き方。
[68-3]研磨(けんま)
研究すること。
[68-8]摂取(せっしゅ)
取り入れること。
[68-11]地殻(ちかく)
固体地球の最外層をいう。地球を卵に例えれば、殻の部分に相当する。
[68-11]溶岩層(ようがんそう)
火山噴火時に火口から吹き出たマグマを起源とする物質のうち、流体として流れ出た溶融物質と、それが固まってできた岩石による地層をいう。
[68-13]骨髄(こつずい)
骨の中の空洞にある柔らかい組織。
[69-7]元来(がんらい)
もともと。初めから。
[69-10]中枢神経(ちゅうすいしんけい)
神経系の中心部。
[69-11]四肢五体(ししごたい)
からだ全体のこと。
[71-2]合致(がっち)
ぴったり合うこと。
[72-11]内包(ないほう)
内部に包みもつこと。
[72-14]烈(れつ)
節操がかたい。
[75-9]有水時代(ゆうすいじだい)
降雨によって、地上に水があった時代。
[76-9]序数(じょすう)
順序を表す数。
[77-10]蘇生期(そせいき)
完成のための三段階の、一番目の期間。
[77-11]長成期(ちょうせいき)
完成のための三段階の、二番目の期間。
[78-1]聖霊(せいれい)
堕落人間を再び生んでくださる霊的な真の母のこと。
[78-1]楽園(らくえん)
地上でイエスを信じて、生命体級の霊人体を完成し、肉身を脱いで行った霊人たちが、天国の門が開かれるまでとどまっている霊界をいう。
[78-1]ルーシェル
天使長の一人。英語で「ルーシファ」という。イザヤ書14:12参照。
[78-1]ガブリエル
天使長の一人。ダニエル書8:16、9:21、ルカ1:19参照。
[78-1]ミカエル
天使長の一人。ダニエル書10:13、21、12:1参照。
[78-1]箱舟(はこぶね)
ノアが神の命によって造り、洪水による大審判から救い出されたとされる四角形の船。
[78-1]ノア
創世記に登場する大洪水のときの中心人物。アダムから10代目。
[78-2]アブラハム
創世記に登場するイスラエルの祖先。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教において「信仰の父」とされている。
[78-2]イサク
アブラハムの子。
[78-2]モーセ
出エジプトにおいてイスラエルを導き、その途中で十戒の啓示を受けて律法の基礎を築いた指導者。
[78-3]出エジプト
エジプトで奴隷の境遇にあったイスラエル人が、モーセに率いられてカナンに至ったという民族大移動。
[78-3]カナン
ヨルダン川の西域に位置する神の約束の地。
[78-4]ヨシュア
出エジプトの途中でモーセの後継者となった指導者。
[78-4]東方博士(とうほうはかせ)
イエスの誕生の時に、東より星に導かれてイエスを拝しに来た3人の博士たち。
[78-5]ゲツセマネ
イエスが十字架刑の直前に血の汗を流して祈ったとされるエルサレム近郊の園。
[78-5]ペテロ
イエスの一番弟子。
[78-17]諸般(しょはん)
いろいろ。もろもろ。
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