『原理講論』には難しい言葉が使われている箇所が多くあります。そのため、意味がつかめなかったり、文脈からしてこうではないかと推測するものの、違った意味に捉えてしまうようなこともあります。そこで、難しい言葉に解説を加えてみました。
[ ]の中は、『原理講論』のページ数と、行数を示しています。一つの言葉に、二つ以上の意味がある場合、『原理講論』で使われている意味のほうに☆印をつけました。反対語は⇔で、参照は→で示してあります。
[79-2]間接主管圏(かんせつしゅかんけん)
原理結果主管圏ともいい、神が間接的に主管される圏をいう。
[79-3]自律(じりつ)
他の支配・制約を受けずに、自分自身をコントロールすること。
[79-4]主管者(しゅかんしゃ)
責任を負って管理・管轄する者。
[79-15]完遂(かんすい)
完全にやり遂げること。
[79-16]偉業(いぎょう)
すぐれた事業や業績。
[79-16]加担(かたん)
力をかすこと。助けること。仲間に加わって助力すること。
[80-11]恩賜(おんし)
主君などから物などを賜る(もらう)こと。
[80-12]無為(むい)
何もしない状態。自然のまま。
[80-12]恵沢(けいたく)
めぐみ。
[82-6]五官(ごかん)
目、耳、鼻、舌、皮膚の五つの感覚器官。
[83-9]変貌山(へんぼうさん)
新約聖書に記載。イエスと弟子が高い山(ヘルモン山説が有力)に登ったところ、イエスの姿が光り輝き、モーセとエリヤが現れた。
[83-10]エリヤ
旧約聖書の列王記に登場する初期イスラエルの預言者のひとり。
[83-10]顕現(けんげん)
明らかに現れること。
[84-9]小宇宙(しょううちゅう)
宇宙全体の一部でありながら全体と類似したもの。人間、芸術作品などをそう捉えることがある。これに対して宇宙全体のことを大宇宙という。
[84-13]嘆息(たんそく)
嘆いてため息をつくこと。
[84-14]降臨(こうりん)
神仏、あるいはそれを体現した人が、この世に姿を現すこと。
[85-3]肉心(にくしん)
肉身の心の部分をいう。
[86-2]霊感(れいかん)
霊的なものを感じ取る心の働き。
[86-2]感得(かんとく)
感じ悟ること。
[86-6]生心(せいしん)
霊人体の心の部分に当たるもの。
[86-6]霊体(れいたい)
霊人体の体の部分に当たるもの。
[86-7]生素(せいそ)
神から霊人体にくる陽性の要素のこと。
[86-7]生力要素(せいりょくようそ)
肉身から霊人体にくる陰性の要素のこと。
[86-9]生霊要素(せいれいようそ)
霊人体が肉身に与える要素のこと。
[86-9]神霊(しんれい)
神の霊のこと。人間の霊を心霊という。
[86-9]持病(じびょう)
いつまでも治らない病気の総称。
[87-7]霊形体(れいけいたい)
蘇生期の霊人体のこと。
[87-7]生命体(せいめいたい)
長成期の霊人体のこと。
[87-9]生霊体(せいれいたい)
完成期の霊人体のこと。
[87-17]贖罪(しょくざい)
罪を犯した者が、罪を償うこと。
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