こんにちは。
不定期で掲載する、「一度は使ってみたい韓国のことわざ・慣用句」のコーナーです。
(第1回を読んでみたい方は、こちらからどうぞ)。
日常で使えそうな表現から、「それどこで使うの?」と言いたくなるようなマイナーなものまで、さまざまなことわざや慣用句を紹介します。
第2回は「고추 먹은 소리」です。
読み方は「コチュ モグン ソリ」で、直訳すると「唐辛子を食べた声(こと)」という意味になります。
不満そうな言動を意味する慣用句で、日本語で言うなら、「ぐちぐち(言う)」とかでしょうか。
使い方は次のようになります。
例①「試合に出られなかったからって、唐辛子を食べたようなこと言うなよ。
(시합에 못 나갔다고 해서 고추 먹은 소리하지 마)」
例②「全力が出せなかったんだから、唐辛子を食べたようなことでも言いたくなります。
(전력을 다하지 못했으니까 고추 먹은 소리라도 하고 싶어지지요)」
蛇足ですが、韓国では焼き肉を食べる際、口直しとして唐辛子(主に緑色)が出てくることがよくあります。
大きいものはあまり辛くないことが多いのですが、時々、「僕は唐辛子でーす♪」とあざ笑うかのように、とても辛い唐辛子に当たることもあります。
「食べてみたいけど辛いのは嫌」という方は、半分より下側の、先のとがっているほうを食べると、辛さを感じにくいですよ(辛いものは先っぽも辛いですが……)。
ちなみに、これは最近の言葉のようで、韓国人でも知らないという方がいらっしゃいました。
さて、今回は「唐辛子を食べたような声(こと)」という慣用句を紹介しました。
この言葉を覚えて、友達や家族が何かに納得できず不満を漏らしているときなどに、ぜひ使ってみてください。
「고추 먹은 소리 하고 있네요(コチュ モグン ソリ ハゴ インネヨ)※」!!
※「唐辛子を食べたようなことを言っていますね」という意味です。