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2024年07月04日

一度は使ってみたい韓国のことわざ・慣用句 第1回「ネギキムチになる」

こんにちは。
これから不定期で、韓国語のことわざや慣用句について紹介する記事を書こうと思います。
 
日常で使えそうな表現から、「それどこで使うの?」と言いたくなるようなマイナーなものまで、さまざまなことわざや慣用句を紹介するつもりです。
 
第1回は「파김치가 되다」を紹介します。
 
読み方は「パギムチガ テダ」で、直訳すると「ネギキムチになる」という意味です。
「とても疲れて、元気が出ない」ときに使う慣用句でして、
日本語で言うなら、「ヘトヘトになる」に近いと思います。
 
ネギキムチというのは韓国にあるキムチの一種で、まさにネギで作ったキムチのことです。
ちなみに、茎の部分が長い「根深ネギ」ではなく、葉の部分が長い「葉ネギ」を使います。
 
使い方は次のようになります。
例①「体育の授業で走りすぎて、ネギキムチになった(체육 시간에 너무 달려서 파김치가 됐어)」
例②「仕事を終えると、いつもネギキムチになります(일이 끝나면 항상 파김치가 돼요)」
 
 
疲れた様子を、ネギキムチという食べ物にたとえたわけですね。
ネギキムチが気になる方は、ぜひ画像を検索してみてください。
 
最初はピンと伸びていた葉ネギが、キムチになるとクタッとする様子を、人の疲れ切った姿と重ねたのでしょう。


 
蛇足ですが、韓国留学の経験がある私からすると、検索に引っかかるネギキムチの画像はまだ元気が残っているように見えます。
それこそもうひとっ走りできそうなぐらいです。
 
おそらく、2週間くらい漬けられたネギキムチがこの慣用句のイメージなんだろうと思います。
あの姿は哀れにすら感じます。
機会があれば、ぜひ見てみてください。
 
さて、今回は「ネギキムチになる」という慣用句を紹介しました。
 
このことわざを覚えて、疲れて元気が出ないとき、友達や家族が疲れている様子を見たときなどに、ぜひ使ってみてください。
「파김치가 됐어요(パギムチガ テッソヨ)」!! 

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