中国の歴史ドラマ「始皇帝 天下統一」にハマっています。
「始皇帝 天下統一」は古代中国の春秋戦国時代を舞台に、秦の始皇帝・嬴政(えいせい)の生涯を描いた壮大な作品です。2020年に製作費165億円をかけて中国で作られたこのドラマは、秦の統一までの道のりを、最新の歴史考察を基に描いており、歴史の深みを感じさせます。
韓国の歴史ドラマほどの過剰な演出はなく、日本人が見ても違和感が少ないのがポイントです。なおかつ日本の大河ドラマよりもスケールが大きく迫力があるので、おすすめのドラマです。私はプライム・ビデオで見ています。※2024年7月現在
一方で、日本の漫画「キングダム」も、始皇帝となる嬴政と、彼のもとで「天下の大将軍」を目指す主人公・信(李信)の活躍を描いています。実写映画化されているのでご存じの人も多いでしょう。実は、私の始皇帝についての知識は、ほとんどが「キングダム」です。登場人物の違いに注目です。
「李牧は、こんな老けたおっさんなの?」
「楊端和って男だったんか~い!?」(実写映画「キングダム」では長澤まさみさんが熱演)
ドラマの秦王室を知ることで、み言や家庭盟誓にでてくる「皇族圏」という言葉への理解が深まったような気がします。日本では聞き慣れない言葉ですよね。
秦王である嬴姓の一族「宗室」が政治に関わります。「宗室は秦国の根幹である」というセリフが何度も登場するのですが、宗室が国の在り方に大きく関わり、重要な位置を占めています。「皇族圏」という立場にある者が何をすべきなのか、ヒントがありました。
しかし、始皇帝は王と同じ血が流れているという理由だけで重用されていた宗室を改革します。宗室であったとしても努力し、功をあげてこそ登用し、信賞必罰の法律による統治を目指しました。宗室が民の模範となってこそ、国が栄え、発展すると考えたのです。結果的に、努力をせず、喚き散らすだけの宗室に対して、始皇帝は宗室による封建制度をなくし、役人が治めるように政治改革を進めます。
私も祝福家庭となり、天の血族の一員になりました。しかし、祝福家庭であることに満足するのではなく、常に精誠を捧げ、努力し、実績を出してこその祝福家庭の立場であると自覚していきたいと思います。