光言社 編集者ブログ

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2024年03月21日

保育園に通わせるまでには、
たくさんの葛藤がありました!

 

 昨年4月末、第一子が保育園デビューをし、私は職場復帰を果たしました。
 保育園デビューに当たって、人それぞれ乗り越える課題があると思いますが、私は心持ちを整えるのに長い期間がかかりました。

 私は、幼稚園育ちなこともあり、「3歳までは、自分の手元で育てたい」という思いが心の片隅にはありました。
 ですが、仕事をするに当たっては、預けずにはいられません。
 辞めるという選択もあるかもしれませんが、仕事内容が好きだったこともあり、続けたい思いもありました。

 生まれてから保育園に入園するまでに、いろいろな人の話を聞きながら、心を整理していきました。
 いちばん印象に残っているのは、子育て支援の活動をしている、ある先輩ママ(40代)と話す中で得た「悟り」です。

 そのママは、子供を保育園に預けバリバリ働いていましたが、大きくなった子供に保育園に通い、寂しい思いをしたか聞いてみたところ、「寂しかった記憶は全然ない」という回答だったそうです。

 そういえば、私も幼稚園に入る前、毎日のように公園に連れて行ってもらったそうですが、全く記憶にありません。
 そして、小学校に上がって鍵っ子になり、放課後児童クラブを利用するようになりましたが、特に寂しい思いをした記憶はありません。
 むしろ、そこで友達と遊んだ記憶や、金曜日に親の職場に顔を出した記憶は、楽しかった記憶として残っています。

 保育園に預ける葛藤の思いの丈を打ち明けたとき、その先輩ママは「お母さんは仕事に行ってくるから、あなたはお友達と楽しく遊びなさい!」くらいポジティブな考え方をしたほうが、子供に良い影響を与えるのでは? と話してくれました。
 また、子供の適応能力は高いので心配は要らず、むしろいろいろな人と触れ合う機会を与えられ、大変な育児を分担してもらえるという有り難みを噛み締めたほうがよいということでした。
 また、離れるのがつらいと思えるほど、愛おしく感じられることは幸せだよと付け加えてくれました。

 仕事に限らず、社会活動をすることは、親にとっても人とのつながりや生きがいの一つにもなると感じます。

 原理的観点で見れば、家庭を形成していくうえで大切なことは、「全体目的」と「個体目的」だと思います。

 りっぱな祝福子女を育てることも大切な使命ではあります。ですが、摂理を進める一助となることや、より多くの人のために生きることも大切なことだと思います。

 いつだったか季刊『祝福家庭』誌の取材で光の子園に伺った際、「子供が幼稚園で頑張っているとき、親がどのように過ごしたかが重要」といったお話をお聞きしたことがあります。
 子供が頑張っているときに、親が、仕事に限らず、地域や周りの人のために生きたかどうかは、子供の成長においても大切だそうです。大人の姿を子供は敏感に感じ取るようです。

 また、嵐を知っているからこそ、快晴の喜びを知るように、離れている時間があるからこそ、一緒にいられることや再会の喜びも強く感じられるとも思います。

 実際に保育園に入ってみてどうだったかというと、家にいたらできないような体験をたくさんすることができました。

 イベントや誕生日に、手形足形をとって制作物を作成してくれるのですが、家ではそんな手間のかかること、かろうじて一度しただけです。(笑)
 夏場は、週に2〜3度の水遊びがあります。自宅でも水遊びをしてみましたが、あれもなかなか手間がかかり大変です。(笑)
 家では、食事よりもデザート(フルーツ)が食べたい! という時期も、保育園ではしっかり食事をしていて、とても助かっていました。みそ汁が大好きなことも、保育園を通して知りました。
 休日など、家ではなかなかお昼寝をしてくれませんが、保育園ではよく寝てくれているようです。
 そして、年上のお兄さん・お姉さんと関わる機会も日常的にあり、第一子である長男が自宅で日常的に味わうことのできない兄・姉との関わりを持つことができています。
 車が大好きでたまらない長男は、家では一人で車を走らせていますが、園では1学年上のお友達2人と、誘い合いながら楽しく車を走らせているようです。

 

 

 いまだに熱を出すことがあり、そのたびに仕事と育児の両立の難しさに悩み、心の葛藤がありますが、メリットも多くある保育園だと感じます。

 私の母は、祖母(私の曽祖母)に育てられ、母(私の祖母)は農作業をしに出ていたそうです。
 昔は、当然のように母以外の人にも育てられたことを思うと、形は変われど、保育園も同じ概念なのだと感じます。

 これからもいろいろな課題は出てくるかもしれませんが、いつでも歩んでいるこの道が自分にとっては最善なのだと思い、親子共に頑張っていきたいと思います。

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