光言社 編集者ブログ

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2023年11月16日

子育ての次は唐辛子?

私は二人姉妹の長女で、2歳下には妹がいます。
元々、実家には祖母を含め5人で暮らしていたのですが、私が今年の3月から上京し、妹は韓国で働いているため、今は祖母と両親の3人暮らしです。

今回はちょっとほっこりする、最近の母の出来事をご紹介します。


最近母がはまっていること。それは、観賞用唐辛子の栽培です。
はじめ聞いたときは、「なんで唐辛子? しかも、観賞用なの(笑)」と思わずツッコんでしまいました。

連日、家族のグループチャットには、きょうは花がいくつ咲いたとか、ようやく実がなったとか、観賞用唐辛子の成長記録が送られてきます。




食べられない唐辛子を育てる良さがまだ分からない私は、母になぜ観賞用唐辛子を育てているのか聞いてみました。

母曰く、観賞用唐辛子は花が咲いたからといって、必ずしも実がなるわけではなく、むしろ花が咲いては散り、咲いては散り……を繰り返すため、最初はなかなか実がならないのだそうです。だから花が咲くと、「次こそは実がなれ、実がなれ」と期待を込めて毎日の変化を観察するのが、ワクワクするとのことでした。しかも、ある程度実がなるようになってくると、今度は次から次へと実がなるように変わるらしく、その日を心待ちにして育てているそうです。そんな成長過程が子供の成長を見ているようだと言っていました。

たしかに、それは育て甲斐があるし、愛着が湧いてきそうです。




なんと、子育てがひと段落すると違うものを育てるのは、私の母に限った話ではないようです。同僚から聞いたのですが、同僚のお母さんも、子供が実家を離れてから家庭菜園を始めたらしく、子供に家庭菜園を勧めるほどにはまっているのだとか。

お子さんをお持ちのお母さん方は、同じように感じたことありますか?

20年以上子育てをし続けた先も、子育てからの解放以上に、さらに育てる対象を見つけて愛情を注いでいること、成長する喜びを感じていることに正直驚きました。そして、留まることを知らない母親の愛情にちょっぴり感動。いつか私もそんな愛情あふれるお母さんになりたいなと思った出来事でした。

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