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2023年09月22日

『祝福家庭』110号(2023年秋)紹介
&編集こぼれ話 お母様の解怨の旅

『祝福家庭』110号(2023年秋季号)が発刊されました!

 

◎今号の紹介
家庭教育局通信 神様と共に子女の祝福に臨む

 祝福適齢期を迎えた子女を持つ父母の最大の関心事は、父母マッチングでしょう。神様の愛はどの祝福家庭にも等しく注がれていますが、子女の祝福に関して、何の障害もなく順調に進む家庭もあれば、困難に直面している家庭もあるのが現実です。
 今号の「家庭教育局通信」では、特に困難を抱えている父母たちに対して、松山平男局長が心の持ち方をアドバイスしています。
 「“子女の祝福に悩んだ父母”の大先輩が神様です」「私たちには神様という最強の専属コーチがついています」など、勇気と力が与えられる内容です。

◎編集こぼれ話 お母様の解怨の旅

 真のお母様の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』に、以下の一節があります。
 「初めて旧共産主義国家に入って講演した時は、生きている人よりも、亡くなった人の霊魂が多く訪ねてきました」(152ページ)
 真の父母様の世界巡回は、生きている人にみ言を伝えるだけでなく、その地で無念を抱いたまま亡くなった霊魂を解怨する目的もあったことがうかがえます。

 『祝福家庭』では、「自叙伝でたどる真のお母様のご路程」というコーナーで、自叙伝に描かれている印象的な出来事を紹介しているのですが、この一節を受けて、106号からは「お母様の解怨の旅」をたどってきました。
 以下に紹介します。

◆セネガル・ゴレ島「これ以上の葛藤と苦痛と戦争のない世界を」(106号〈2022年秋季号〉)
 15世紀から19世紀にかけて奴隷貿易の一大拠点だったゴレ島の「ハウス・オブ・スレイブ」(奴隷の家)で、「アフリカ解放解怨式」が行われました。
 お母様は解怨式で、切々たる涙の祈祷を通して、犠牲者たちの恨を解かれました。

「ハウス・オブ・スレイブ」の「帰らざる扉」に立たれるお母様(2018年1月19日)

◆南アフリカ・ソウェト「アフリカに新しい希望と勇気をもたらす」(107号〈2022年冬季号〉)
 2019年6月、お母様は、南アフリカ共和国のヨハネスブルク南西部のソウェトという地区に足を運ばれました。ここは黒人の居住地で、昔、アパルトヘイト(白人と非白人の人種隔離政策)の反対デモが起こった場所です。そのとき、ヘクター・ピーターソンという12歳の少年が警察に銃殺されました。彼の勇気を称え、その魂を追悼するためにつくられたのがヘクター・ピーターソン博物館です。
 お母様はここで、アパルトヘイトで差別され、犠牲になった黒人たちに思いをはせ、彼らの解放のために祈祷をしてくださいました。

ヘクター・ピーターソン博物館前の記念碑で解怨の祈祷をされるお母様
(2019年6月7日、ヨハネスブルク)

◆カンボジア・プノンペン「『死の地』を『生の地』に、そして『神の地』に」(108号〈2023年春季号〉)
 カンボジアは1975年から79年にかけて、ポル・ポトが率いたクメール・ルージュ(当時存在したカンボジアの政治勢力および武装組織)によって数百万人の虐殺が行われた地です。
 それから40年目となる2019年11月、お母様は首都プノンペンで祝福式を主宰されました。このときお母様は、祝祷を通して、「死の地」と言われたカンボジアを「神の地」として祝福してくださいました。

祝福式で主礼として聖水儀式をされるお母様(2019年11月20日、プノンペンのコーピッチ劇場)

◆オーストリア・マウトハウゼン「ナチスの強制収容所と天心苑を真の愛の高速道路で連結」(109号〈2023年夏季号〉)
 2018年4月30日、お母様は、ナチス収容所の中でも最も大きく、残酷で悪名高かった「マウトハウゼン強制収容所」(オーストリア・オーバーエスターライヒ州)で特別解怨式を行うことを許諾してくださいました。
 解怨式では、李基誠・韓国会長(当時)が告天文を奉読し、「ここ、マウトハウゼン収容所とHJ天苑・情心苑を、真の愛の高速道路で連結してくださり、ここから地上天国を経て、天上天国へと出発する、永遠の解放の日となるようにしてください! この場から、新たな歴史が出発することができるようにしてください!」と切実な祈祷を捧げました。

マウトハウゼン強制収容所の全景

◆クロアチア・ザグレブ「旧共産圏で無念な思いを抱いて亡くなった霊魂を解怨」(110号〈2023年秋季号〉)
 1993年5月、「真の父母と成約時代」宣布大会が始まり、真の父母様は世界を巡回講演されました。お母様は、旧共産圏のクロアチア(旧ユーゴスラビア)・ザグレブ大会(11月4日)のため、同国に入られたときのことを、自叙伝で以下のように語っておられます。
 「クロアチアに行った時は、その一帯が紛争の真っ最中でした。ホテルの部屋に入った瞬間、無念な思いを抱いたまま惨めに死んでいった人々の霊魂が、救いを求めて私を待っていたのが分かりました。私はその霊魂を解怨するため、夜を徹して祈祷を捧げました」(152ページ)
 ちなみに、クロアチア大会の写真は入手できませんでした。

 今、真のお父様とお母様の自叙伝を通して、その愛と精誠のご生涯を知り、「真の父母様の専門家」になることが願われています。
 このコーナーが、その一助になれば幸いです。

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