絵本「聖書ものがたり」をもとに、ほのぼのと韓国語を勉強しましょう。
:語学院と大学合わせて5年間韓国に留学
:日本の大学で韓国語を第二言語として学ぶ。中級レベル
:カナタラと簡単な単語を覚えたので、これから文法も勉強したいところ
きょう勉強するのは、こちらの2つの文章です。
①아담은 아무 것도 모르고 바깥에서 뛰어놀고 있어요.
②“나 혼자서는 도저히 못 견디겠다. 아담이라면 나를 도와줄 거야.”
*聖書ものがたり2『アダムとエバ』15ページ
こくよ:ふぁ~(ρд-)
かんな:こくよちゃん、眠そうだね。
こくよ:最近、寝ても寝ても眠いんです……。
ごんた:5月病ですか? もう6月ですが(^^;)
こくよ:うーん、どうなんでしょう。
かんな:まあ、「寝る子は育つ」っていうし、たまにはたくさん寝るのもいいんじゃない?
こくよ:そうですね。今だけ、ちょっと寝ようかな……( -_-)oウトウト
ごんた:え、きょうの韓国語講座、2人になっちゃいますよ(^0^;)
かんな:あ、それは、困りますね。じゃあ、目覚めのために、こくよちゃんに問題です!!
こくよ:!?
かんな:「자다가 벼락을 맞다」は、どんな意味のことわざでしょうか?
こくよ:자다가……벼락……。寝ていたら雷に打たれる??
ごんた:ずいぶん、おっかないことわざですね。
かんな:はい! 時間切れ~! 正解は、急に意外な出来事に出会って慌てる様子、つまり「寝耳に水」と同じような使い方ができるよ。
こくよ:なるほど~。雷に打たれるって聞いて、いろいろ想像しちゃいました。おかげで、目は覚めましたけど(笑)
かんな:じゃあ、こくよちゃんも目覚めたところで、きょうの講座を始めます!
こくよ&ごんた:はーい。
かんな:①の文章の「뛰어놀다(はしゃぎ回る)」だね。「뛰어놀다」と表現すると、「놀다」だけ使うよりもはしゃいでいる感が出るよね。
こくよ:「뛰다(跳ねる、走る)」と「놀다(遊ぶ)」が合わさってるからですね!
뛰다+놀다 → 뛰+어(語幹が「오,아」以外の場合)+놀다 → 뛰어놀다
ごんた:あ、また出ましたね、語幹によって付く文字が変わる文法(^0^;)
かんな:前回説明しなかったものですね。
ごんた:あれから調べるの大変でしたよ~。まあ、なんとなく分かってきましたが……。
こくよ:「語幹+아/어/여」はいろんな文法で使われるので、慣れればなんとかなりますよ!
ごんた:そうなんですね、頑張ります(>_<)(あれ、最近こくよさんも、かんなさんの「なんとかなる精神」が移ってる気が……)
こくよ:②の文章の「도저히 못 견디겠다(とても耐えられない)」は、我慢の限界を超えた時に使える表現ですが、ここではエバの心情がすごく表れてますね。
ごんた:確かに、そうですね。でも、普段の生活では使いにくそうですね。
かんな:う~ん、でも韓国は自分の感情をちゃんと表現する文化ですから、そんなこともないですよ。不安に押しつぶされそうな時、怒りが抑えられそうにない時、お腹がかなり空いているのに食事を待たされている時など、その時の感情を込めて言ってみましょう♪
ごんた:おなかが空いてるとき……(^0^;) 家で、本当に極限状態になったら使ってみようと思います。
こくよ:私は、歩き疲れたときに使ってみます!
かんな:うんうん。あ、そういえば、肝心の文法の説明をしてなかったね。「~できない」という不可能を意味する「못~」に予想を表す「겠」を付けて、「もう耐えられない!」という意味になります。
못(~できない)+견디(耐える)+겠(だろう)+다→못 견디겠다(耐えられないだろう)
ごんた:二つの文法が使われてるんですね。
かんな:そうです! どちらもよく使う文法なので、しっかり覚えておきましょう!
こくよ&ごんた:はーい(^o^)/
かんな:「아담이라면 나를 도와줄 거야」には、「~(이)라면(~なら)」という文法が使われていますね。
こくよ:名詞の最後にパッチムが付いていれば「~이라면」、パッチムが付いていなければ「~라면」ですね!
かんな:そうそう!
ごんた:う~ん、どんなときに使うんですか?
かんな:直前に付いた名詞を強調して示そうとするときに使う助詞ですよ!
ごんた:強調……。
こくよ:たとえば、「라면이라면 먹을 수 있겠다.(ラーメンなら食べられる)」とかですね!
かんな:すごくいい例文だね! さすが!
こくよ:わーい(*´艸`)
かんな:オッパも「라면이라면 먹을 수 있겠다」で覚えてみてください!
ごんた:わ、わかりました(^0^;)
〈きょうのポイント単語〉
바깥:【名詞】外側、外
뛰어놀다:【動詞】遊び回る、はしゃぎ回る
도저히:【副詞】到底、とても
못~:【副詞】~できない、~しない
견디다:我慢する、耐える
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