絵本「聖書ものがたり」をもとに、ほのぼのと韓国語を勉強しましょう。
:語学院と大学合わせて5年間韓国に留学
:日本の大学で韓国語を第二言語として学ぶ。中級レベル
:カナタラと簡単な単語を覚えたので、これから文法も勉強したいところ
きょう勉強するのは、こちらの2つの文章です。
①그러자, 그때까지 해와를 감싸고 있던 하나님의 따스함이 갑자기 사라져 버렸어요.
②“어떡하지? 난 하나님을 배신해 버렸어.”
*聖書ものがたり2『アダムとエバ』14ページ
ごんた:最近、雨の日が増えてきましたね。
こくよ:6月なので、そろそろ梅雨入りしそうですね。そういえば、韓国にも梅雨ってあるんですか?
かんな:うん、あるよ! でも日本みたいに一日中しとしと降るよりも、ゲリラ豪雨みたいなのが、降っては止み、降っては止みの繰り返しですね。あと、天気予報は全然当たらなくて……。
ごんた:おりたたみ傘が必須ですね(^0^;)
かんな:そうなんですよね。私は「유비무환(有備無患:備えあれば憂いなし)」で、いつも持ち歩いてました。
こくよ:オンニは雨女ですもんね(^^;)
かんな:そうそう。今も日傘兼雨傘を常備していて、あと、会社にも折りたたみ傘を置いてあるんだ~。傘忘れたときは言ってください! いつでも貸しますよ(^^)b
こくよ&ごんた:はーい(笑)
こくよ:今回は、「~아/어/여 버리다(~してしまう)」が①と②の文章、両方に使われていますね。
かんな:そう! 動詞に付けて使う文法で、その行為を完全に終えた、またはすでに終えたことを意味します。
こくよ:残念な気持ちを表すのに使えますよね。
かんな:うん。あとは、面倒なことを終わらせて、気が晴れたときにも使えるかな。
こくよ:へ~、そうなんですね。
ごんた:あのー、「아/어/여」って3つあるのは何ですか?
かんな:あ、これは、語幹(다を抜いた形)によって、3つのうちのどれが付くかが変わるんです。
ごんた:うーん(@@;)
こくよ:一覧にすると下のような感じです。
・動詞の語幹が「ㅏ, ㅗ」⇒ 아 버리다
・動詞の語幹(ㅏとㅗ以外の母音)⇒ 어 버리다
・하다を用いる語幹⇒(하 + 여で)해 버리다
ごんた:うーん……。
かんな:紙面(?)の関係上、これ以上の説明は割愛させていただきます(^0^;)
ごんた:後で、勉強しておきます(..;)
かんな:ごんたオッパのために、気を取り直して、簡単なものを解説しますね!
ごんた:ありがとうございます。
かんな:①の文章の「따스함」は、「ほの暖かい、ぽかぽかする」という意味の形容詞「따스하다」に、動詞・形容詞を名詞化する「(으)ㅁ」をつけた形です。
こくよ:あ、そういうことだったんですね! 辞書で引いても出てこなくて、どんな言葉かと思いました。
かんな:初見だと分からないよね。名詞として使うので、「ぬくもり、暖かさ」という意味になるよ。
ごんた:(これは、簡単なのだろうか……。)
かんな:ごんたオッパが「これは、簡単なのか?」って顔をしてるので、最後は本当に簡単なものを説明しますね(^0^;)
ごんた:ギクッΣ(・□・;)
かんな:( ´▽`) えーっと、②の文章の「배신」は漢字語で、漢字で表すと「背信」となります。
こくよ:漢字で見ると、大ごとな感じがしますね。
かんな:そうだね(^0^;) だけど意味は日本語の「裏切る」と同じようなニュアンスだよ。あと、「裏切り者」を意味して「배신자(背信者)」という単語もあるね。
ごんた:背信者(^^;)
かんな:漢字だけ見ると、ものすごく悪いことをしたように見えますが、友達同士では冗談(?)でよく使ったりします。
こくよ:確かに、韓国ドラマで聞いたことがあるような気がします!
ごんた:へ~、僕も韓国ドラマ見ようかな。
かんな:いい勉強になりますよ! まあ、こんな感じで、漢字語でも日本語と韓国語で語感が違うこともあります。
こくよ:間違って意味を捉えないように、意味の違いも勉強しておかないとですね。
かんな:うんうん(^_^)b
〈きょうのポイント単語〉
그러자:【副詞】すると、そうすると
감싸다:【動詞】包む、くるむ、保護する
갑자기:【副詞】突然、急に、いきなり
사라지다:【動詞】なくなる、消える、いなくなる
어떡하다:【動詞】どうする、どういうふうにする
배신하다:【動詞】裏切る
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