「能力に応じて働き、必要に応じて与えられる」。私有財産がなく、あらゆるものがみんなのもの。貧富の差がなく、すべての人が平等。そんな理想社会の実現を掲げるのが共産主義です。
しかし、そんな夢のような「天国」、「民主的な社会」はできませんでした。実際は、共産主義革命によってできたのは、監視と弾圧の恐怖の社会だったのです。著しい人権侵害が行われ、おびただしい数の犠牲者を出したのです。
共産主義は、なぜ、恐怖の社会、独裁国家をつくるのでしょうか。
それは、共産主義思想そのものが、独善的であり、闘争的、破壊的なものだからです。この共産主義がどのような思想であるのかを明確に知らなければなりません。そして、それが根本的に間違ったものであることも…。
この本は、共産主義思想がどのようなものか、そしてそれが根本的に間違ったものであることを、わかりやすく明確に説明しています。
さらに、文化共産主義の脅威に警鐘を鳴らしています。共産主義が、政治、言論(マスコミ)、教育、学術など、あらゆる分野にかたちを変えて浸透しているのです。差別反対、マイノリティー尊重、家族の多様性など、言葉巧みに伝統的な価値観を批判し、崩壊させようとしているのです。
共産主義の誤りを的確に指摘する本書は、救国救世のためのさまざまな活動にきっと役立つことでしょう。