光言社 編集者ブログ

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2018年12月07日

新米編集員の備忘録③「編集者はつらいよ」

入社して11カ月目に突入中の新米編集員です。
仕事が楽しくて、日曜日の夜は「明日から仕事だ~」と思うとわくわくしてしまう、今日この頃です。

ですが、時には苦手なことにも立ち向かう瞬間があります。
今回は、それをご紹介したいと思います。

編集者の仕事の中の一つに「事実確認」があります。
原稿に記載されている内容が、本当に正しいのかどうか確認する作業です。

『こころの四季⑤』を担当している時に、挿絵として描かれているカタツムリの「貝の巻き方がおかしい」と先輩の編集員さんから指摘を受けました。

正しい巻き方を調べようと思い、インターネットで検索したのですが・・・・・・

そう、私、カタツムリが苦手なんです!!

イラストでは事実確認にならないので、リアルな写真を見るしかありません。
画面いっぱいに広がる数々のカタツムリを前に、私は逃げ出したくなりました。

ですが、「読者の方の中には、間違いを見つけて葛藤される方もいるかもしれない」と思い、限界まで画面から離れて確認しました。(汗)

必死の努力の末、事実確認をして、修正されたのがこちら↓

貝の巻き方が変わっているのが分かりますか?

これ以外にも、「肉食の蛾が、いるのかどうか」「ヘビの舌は何色か」というのを調べる機会がありました。

仕事は本当に楽しいのですが、こればっかりは乗り越えるのに時間がかかりそうです。
皆さんがこの記事を読んでいるこの瞬間にも、もしかしたら何かと闘っているかもしれませんね。(笑)

よりよい本を目指して、苦手なものも愛せるようにがんばります!

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