『原理講論』には難しい言葉が使われている箇所が多くあります。そのため、意味がつかめなかったり、文脈からしてこうではないかと推測するものの、違った意味に捉えてしまうようなこともあります。そこで、難しい言葉に解説を加えてみました。
[ ]の中は、『原理講論』のページ数と、行数を示しています。一つの言葉に、二つ以上の意味がある場合、『原理講論』で使われている意味のほうに☆印をつけました。反対語は⇔で、参照は→で示してあります。
[91-4]綿々(めんめん)
長く続いて絶えない様子。
[91-4]サタン
悪魔、または神の計画に反対して、人間に働きかける悪の力。聖書の中では、アダムやエバを誘惑したり、イエスに試練を与えたりした。
[91-7]清算 (せいさん)
今まで続いてきた良くない物事を、終わりにすること。
[92-3]アダム
旧約聖書の創世記に登場する、神が造った最初の男性。
[92-4]善悪を知る木 (ぜんあくをしるき)
アダムとエバが住んでいたエデンの園の中央にあったという二本の木の一つ。
[92-4]漠然(ばくぜん)
ぼんやりとはっきりしない様子。
[92-6]象徴(しょうちょう)
形に表しにくいものを暗示的に示したもの。
[92-6]比喩(ひゆ)
たとえ。
[92-5]原罪(げんざい)
キリスト教でいう、アダムとエバの犯した罪であり、またその結果としてすべての人間が生まれながらにして負っている罪。
[92-8]み言(みことば)
神の生命のこもった言葉
[94-2]固陋(ころう)
古い考えや習慣をかたくなに守り通すこと。頑固で見聞が狭い様子。
[94-4]エデン
創世記において、神が人類始祖アダムとエバのために設けた園のあった地。
[94-5]生命の木
エデンの園の中央に、善悪を知る木と共に生えていたとされる木。
[94-10]イエス
キリスト教の開祖。生存年代は紀元前4年ごろから紀元後30年ごろといわれる。30歳のころから民衆に対して教えを語り、いやしを行ったりしたが、エルサレムで十字架の刑に処された。
[95-16]旧約時代(きゅうやくじだい)
イスラエルの起源から、イエスの誕生までの時代。
[95-16]初臨 (しょりん)
約2000年前にイエスが地上に現れた出来事を指す。
[96-3]五旬節(ごじゅんせつ)
イスラエルの3大祭(過越の祭、五旬節、仮庵の祭)の2番目の祭で、過越の祭から50日目に祝われた。ペンテコステ。
[96-7]贖罪(しょくざい)
罪を犯した者が、罪を償うこと。
[96-8]篤い (あつい)
真心がこもっていること。
[96-13]再臨 (さいりん)
キリスト教で、世界の終わりの日に、最後の審判を下すため、再びイエスがこの世に現れるという考え。
[96-13]聖句 (せいく)
聖書の言葉。
[97-9]暗示(あんじ)
それとなく示すこと。
[98-16]不可避 (ふかひ)
避けられないこと。
[98-17]無為(むい)
何もしない状態。
[99-1]一元論(いちげんろん)
全ての実在が、ただ一つの根本的な実在、原理、本質の現れであるとする説。
[99-7]具備(ぐび)
整って備わっていること。
[99-12]表象 (ひょうしょう)
形に表しにくいものを暗示的に示したもの。
[100-7]ソドム、ゴモラ
創世記の記述では、アブラハムの時代、共に死海のほとりにあった町で、背徳のために、アブラハムの執り成しにもかかわらず、天から降った硫黄と火によって滅ぼされた。
[100-8]淫行(いんこう)
淫らな性行為。ふしだらな行い。
[100-9]姦淫 (かんいん)
男女の不道徳な肉体関係。
[101-6]科(とが)
罪となる行い。非難されるような欠点。
[102-3]淫乱(いんらん)
淫らな行いにふけること。
(1040)