『原理講論』には難しい言葉が使われている箇所が多くあります。そのため、意味がつかめなかったり、文脈からしてこうではないかと推測するものの、違った意味に捉えてしまうようなこともあります。そこで、難しい言葉に解説を加えてみました。
[ ]の中は、『原理講論』のページ数と、行数を示しています。一つの言葉に、二つ以上の意味がある場合、『原理講論』で使われている意味のほうに☆印をつけました。反対語は⇔で、参照は→で示してあります。
[103-2]洗礼ヨハネ (せんれい)
イエスと同時代に、ヨルダン川で人々に洗礼を授け、神の審判と悔い改めを訴えた人物。
[103-2]叱責(しっせき)
過失などをとがめること。
[103-10]不倫(ふりん)
人の道にそむくこと。
[105-2]割礼(かつれい)
男性の陽皮を切除する儀式。
[105-3]聖別(せいべつ)
神聖な用にあてるため物または人を、一般的・世俗的用から引き離し、区別すること。
[105-3]烈士 (れっし)
気性が激しく、節操の高い人。
[105-5]発動 (はつどう)
動き出すこと。
[105-5]人倫(じんりん)
人の守るべき道義。
[105-5]諸般 (しょはん)
いろいろ。もろもろ。
[105-6]一掃 (いっそう)
すっかり払い去ること。
[105-7]安逸(あんいつ)
気楽に楽しむこと。何もせずぶらぶらと遊んでいること。
[105-11]如実(にょじつ)
実際のとおりである様子。
[106-9]三位神(さんみしん)
神(父)とキリスト(子)と聖霊は、唯一なる神の現れであるという考え。
[106-12]経綸 (けいりん)
国や世界を治めること。
[107-5]頌栄 (しょうえい)
神の栄光をほめたたえること。
[107-8]主管(しゅかん)
中心となって管理すること。
[107-8]賦与 (ふよ)
配り与えること。割り当てて授けること。
[108-7]色情(しきじょう)
男女間の情欲。
[108-11]ルーシェル
天使長の一人。英語で「ルーシファ」という。イザヤ書14:12参照。
[108-12]基 (もとい)
土台、根拠。
[109-11]矢も盾もたまらず (やもたてもたまらず)
思い詰めてこらえることができない様子。
[109-13]過分(かぶん)
分に過ぎること。
[110-1]呵責(かしゃく)
責めて苦しめること。
[110-17]貞操 (ていそう)
女性が性の純潔を保つこと。
[113-2]源泉(げんせん)
物事の起こるもと。
[114-5]威信 (いしん)
その人がもつ威厳と、それに伴う信頼感。
[115-2]招来(しょうらい)
呼び寄せること。招くこと。
[116-10]ヨブ
旧約聖書の「ヨブ記」のこと、またその主人公。ヨブは、サタンによる過酷な試練を乗り越えて、神への信仰を貫いた。
[116-5]イスカリオテ
イエスを裏切ったユダを指す呼び名。出身地を意味するとの説などがある。
[116-5]ユダ
イエスの12弟子の一人であったが、師を裏切って祭司長や律法学者に売り渡した。
[117-1]ペテロ
本名はシモンだが、イエスの最初の弟子の一人となり、師によってペテロ(岩)と名付けられた。
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