光言社 編集者ブログ

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2014年03月06日

出版企画について

何事もそうですが、本を出版するのも、まず企画があってすべてが始まります。

一般的に出版社で「良い企画」と言われるのは、次のようなものです。

①内容がよく理解できる。

②10人に1人でも熱狂的に支持する人がいる。

③企画担当者が他人任せにせず、自分で売り回ってでもやりたいという覚悟がある。

出版企画は、次のような内容を検討、決定して書籍とされます。

①内容の決定

テーマ内容は本の命。全ての検討項目に優先して最も慎重に。

②執筆者の選定

適切な著者を得るか否かで、企画は生きも死にもする。全く別のものになったりする。

③書名

本の内容を簡潔に的確に表し、人の心をつかむもの。字面・語呂・語調なども注意する。

④判型・装丁・分量

本のサイズ・製本様式・紙・活字サイズ・ページ数などを決める。

⑤定価・発行部数

販売部数を予想し、定価を決める。

⑥発行時期

編集制作に要する期間を想定し、発行時期を決定する。

⑦企画を実現するために最適な編集責任者、担当者を選定する。

これらの一つひとつを吟味することで、今後とも「良い企画」の本を作り続けていきたいと思います。「宣伝しても、悪書は良書にならず!」という格言を胸に秘めながら。 

(菅原進)

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