前回は、唐辛子を育てる母を紹介しました。(前回のブログはこちら)
今回は、自慢の父を紹介してみようと思います。
私の父は、受け止め上手で感受性が豊か、おしゃべりが大好きです。
家族が揃えば、父が先頭を切って「コーヒータイムしよう~」と皆に呼びかけ、コーヒータイムという名の「家族のおしゃべりタイム」がスタートします。
家庭出発で地元を離れた現在も、週に1度は電話で近況を話しています。
(父から見て)母、妻、娘2人と、女性に囲まれて暮らしていたからか、男性としては少し珍しい性格なのかもしれません。
これだけ聞くと、仲の良い親子に感じるかもしれませんが、以前はそうではありませんでした。
思春期に入った頃の私は干渉されることを嫌がり、小6から高3までの約7年間、父を無視していました。
ところがその間、私が無視することに対して父が怒鳴ってくることはありませんでした。
本当に伝えるべきことがあるときは、母づてに伝えるか、携帯で長文のメッセージを送るかして、無理に関わろうとすることなく、ずっと待っていてくれたのです。
そんな状況で、父が唯一欠かさなかったのが「挨拶」です。
無視されると知りながらも、毎朝仕事に行くときは、私の部屋をノックしてドアを開け、「おはよう。行ってきます」と挨拶をするのです。
もちろん私は無視。布団を被って聞こえないようにもしました。
学校から帰ってくると、父は「おかえり」と言ってくれましたが、私は無視か、良くても「うん」と言うだけで、すぐに父のいる部屋から出ていくようにしていました。
それでも父は7年間、その挨拶をやめることはありませんでした。
今考えると、父はよく耐えられたな……と思います。
そのような中、関係性が修復していったのは、今から約8年前。
訪問営業の仕事をしていた私は、お客様から門前払いをされたり、厳しい言葉を浴びたりすることがしょっちゅうでした。
それでも誠心誠意お客様に向き合う中で、父が私に無視されてもずっと変わらなかったことが、どれほど偉大なことであるかに気づいたのです。
また、娘から無視され続けることはどれほど心苦しかっただろうかと思い、深く反省しました。
その父の姿は、人類から何度無視されても愛し続ける天の父母様の姿と重なりました。
父は、私にとって初めて天の父母様を実体で見せてくれた存在です。
今では心から感謝していますし、一番尊敬する人になりました。
こうして、とにかく両親に愛されたおかげで、天の父母様の愛をよく感じることができ、本当に仲の良い家庭になれたのだと思います。
私は家庭連合の二世として生まれて、本当に良かったです。
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次回は、両親にしてもらってうれしかった「親子時間」についてお話したいと思います! お楽しみに!