わが家の近くの商店街に、安くておいしいラーメン屋があります。
そこでは、週2回(月・木)が「餃子の特売日」になっていて、私はほぼ週1で買っています。
10年ほど前、この餃子で、ある事件が起きました。
その日は、餃子の特売日!
1パック12個(大)入って普段350円が、特売だと250円。
当時は、子供が小学生だったので、4人家族で2パック購入すれば十分の量でした。
仕事帰りに、餃子を買ってから、スーパーでも買い物をして、薬局に向かいました。
薬局の駐輪場に自転車を止めたとき、何とも、いや〜な予感がしました。
〝もしかしたら、置き引きに遭うかも…〟と。
そう感じたのに、〝オロナインを買うだけだから〟と思ってしまったのです。
念のため、買った物を雨ガッパ(朝、雨天)で包み、外からは荷物が見えないようにして薬局に入りました。
天のいたずらか、サタンの仕業か、その日に限って、レジの前には人の列ができ、出てくるまでに10分は掛かってしまいました。
急いで駐輪場に戻ると……。((*_*;)
カッパはめくられ、中にあった餃子入りの袋ごとありません!
餃子以外の購入品も合わせて、被害総額は2000円!
すぐに周りを見渡しましたが、犯人らしき人はいませんでした。
私は悔しくて、このままでは納得がいかず、また、餃子を買いに行ったのです。(-_-;)
店員は私の顔を覚えていた雰囲気で、「いつも、ありがとうございます」とにっこり。
この事件を通して、いろんな思いが湧いてきました。
「良心は知っていたのに」という後悔。
でも、もし犯人と鉢合わせしていたら、どうなっていただろうか。
置き引きをされた人の気持ちってこうなのだなあ……。
ぶつけるところのないまま、家に帰り、ふと、『平和神経』(平和メッセージ14)に「家庭盟誓」の価値とその意義が語られたみ言があることを思い出し、開いてみました。
そこにはこんな一節がありました。
「皆様、良心は、父母に優り、師に優ります。多くの人々がそのような価値を知らずにいます。体が良心を思いどおりにしているということです」
それ以降、自転車のカゴに荷物を置いて、その場から離れることはやめました。
そして、私に語りかけてくださっている神様に尋ねようと思いました。
貴