今年の「神日本聖和祝祭」の撮影は珍しく雨の中でした。
実は私、24年間、尾瀬霊園で開催される同式典を撮影してきたのですが、ほとんどが好天に恵まれていたので、今年のような雨は意外でした。
この写真は式典開催の前日、機材を設営しているところです。
撮影機材の設営を行う光言社の映像スタッフ
ご覧のように爽やかな秋晴れでした。
ところが翌日の本番では雨が降り続き、カメラマンにとっては思いのほか大変なことになったのです。
2023年10月15日、第41回「神日本聖和祝祭」(尾瀬霊園)
10月中旬になると尾瀬霊園のある群馬県片品村は朝晩がぐんと冷え込みます。
冷たい雨に打たれながらの撮影は体にこたえてつらい。
つらいけどがまんしなければ仕事が務まりません。
カメラには雨対策のレインカバーを被せているので使いづらくてしょうがない。
レンズに水滴がつくと映像の品質が落ちてしまいます。
早く雨がやんでくれないかなあ。
そんな期待もむなしく、雨は降り続きました。
雨の中の参列者たち
悪条件が重なる中、なんとか乗り切ったのはプロの意地というものだったのかもしれません。
ともかく映像は全国の教会に中継され、多くの教会員が参加する事ができました。
おかげさまで撮影は大きなトラブルはなく、式典のインターネット中継は無事終了。
それにしても、今日は無情の雨だったなあ。
天を少し恨んだかもしれません。
そんなとき、神日本家庭連合の田中富広会長は式典の中で今日の雨についてこう語られました。
「天の絶望の涙ではなく、感動と希望と決意の気持ちで、新しい出発を見詰めておられる涙だと思います」
説教をする神日本家庭連合 田中富広会長
そうだ、天を恨んでる場合ではない、希望と決意で新しい出発をしなければ……。
これからが私たちの本領を発揮する時じゃないか。
あいにくの雨でしたが、霊界と地上が交流し語り合う、喜びに満ちた式典の様子は全国へ映像で配信されました。
全体の記念撮影
最後の全体での記念撮影の時には雨は止み、神様は新しい出発を祝福してくださったかのようです。
機材を撤収して東京へ向かった後でしたが、尾瀬霊園には美しい虹が現れたそうです。
現場で働く者の苦労が報われた感じがして、なんだか嬉しくなりました。
第41回神日本聖和祝祭は「U-ONEニュース 10/27号」でご覧になれます。