「この世で最も多くの人を殺してきたのは、情報だよ。知ることは死ぬことなんだ」
これはライトノベル『神様のメモ帳』に登場する探偵・アリスの言葉です。
統一原理の教えを知ってみると、人間始祖アダムとエバが、偽情報に誘導されて神の戒めを破り、「善悪を知る木」(「死の木」とも)の実を取って食べてしまったことが分かります。
『原理講論』には、「人間の堕落を知的な面から見れば、それはとりもなおさず、我々人間が無知に陥ったということを意味するのである」(23ページ)とあります。
人間始祖が最初の情報戦に敗れて以来、その子孫たる人類もまた、善悪を判別することができなくなってしまいました。それ故、人類歴史は善悪に対する無知を克服するための善悪闘争、偽りの言葉と真(まこと)の言葉の相克の歴史となったのです。
生死の分かれ目が情報戦にあったことは歴史が証明しています。冒頭で引用した小説の中のセリフのように、実に多くの人々が偽りの情報によって傷つけられ、殺されてきました。情報戦、すなわち世論戦に勝つことが、殺されないための方法であり、生きる道なのです。
情報の濁流の中で翻弄され続ける現代社会。復帰の道を行く私たちは、その戦いに負けるわけにはいかないのです。
光言社のミッションは、情報戦に勝つことです。悪へと誘う声を退け、善に導く神のみ言(ことば)を伝えることです。
知って死に至らしめる情報ではなく、知って生きる道を照らす情報を発信するのが私たちの使命なのです。
私たちは何に勝たなければならないのでしょうか。
情報戦は思想戦であり、世論形成の戦いです。主戦場は社会であり、メディア空間です。光言社ネットメディア部門もまた、今この時に、神と人類の勝利の一翼を担う者になりたいと思っています。