いやぁ、本当に暑いですね。
ぎらぎらと照りつける日ざしに、ムワッとした熱気。
夏だから仕方がないと分かってはいても、やっぱり暑いものは暑い!
さすがに参ってしまいます。
でも、そんな一日の中で、私が「幸せだなぁ」と思う瞬間があります。
それは、夕焼けを見たときです。
会社からの帰りに、最寄り駅の階段を上って地上に出た瞬間、赤く染まった空が広がっていると、とてつもなく、うれしくなります。
ゆっくりと風に流れる雲が、黄金色になったり、淡い赤色になったり、時間とともに少しずつ形や色を変えていくようすは、本当に美しいです。
まるで神様が、空全体を大きなキャンバスにして、絵を描かれているように思えます。
透き通った水色の絵の具の上に、無数の絵の具を重ねてグラデーションをつくっておられるかのようで、どの瞬間を切り取っても素敵です。
場所によっても見え方が変わってくるので、夕焼けがきれいな日は、少しだけ遠回りをして帰っています。
そうやって空を見ながら家路に就くと、どんなに暑くてうんざりしてしまうような一日でも、疲れてへとへとの一日でも、「良い一日だったな」と思えるのです。
だから、私は、〝夕焼け派〟です。
もちろん朝焼けもきれいで好きなのですが、最近は夕焼けの良さをしみじみと感じるようになりました。
ちなみに、皆さんはこの言葉をご存じですか?
There is always light behind the clouds.
直訳すると、「雲の向こうには、いつも光がある」という意味。
『若草物語』の作者として知られる、米国の小説家、ルイーザ・メイ・オルコットの言葉です。
どんな試練の先にも、必ず希望がある。オルコットは、常にそう信じて歩んできたのかもしれませんね。
そんなわけで、私は、曇りや雨の日は、心の中できれいな空を思い浮かべるようにしています。
雲がたくさんあっても、雨が降っていても、この雲の上には青空があるし、太陽もある。
そう思うと、ちょっと元気になれるからです。
◇
夕焼けではありませんが、雲の向こうには青空と太陽がある、と感じられる写真を一枚。
(6月、夕方に撮影)
このブログを読んでくださっている皆様も、晴れている日は、少しだけ足を止めて、空を眺めてみてください(^^)
きっと、神様の愛を感じられると思います。
芙