今月号の読みどころは、「世界への扉 グローバルリーダーを目指して」です。
このコーナーでは、真の父母様の願われるグローバルリーダーを目指し、 世界で歩む二世・三世圏の青年・学生を紹介しています。
今回は、中学から韓国の善正中高等学校に留学し、現在、韓国の高麗大学に在学中の青年(男性)による証しです。ここでは、その一部をお届けします!
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「違い」の素晴らしさを知った、トッポギ・スンデ事件
自分が「違い」にショックを受けたのは、学校でお菓子を食べたときでした。
ある日、学校の売店で買ったお菓子を1人で食べていると、周りにいた友人が4、5人集まってきて、「なに1人で食べてるんだ! みんなで食べなきゃだめだろ!」と言って、私が持っていたお菓子をかってに食べ始めました。
命の次にお菓子を大事にしていた当時の自分には、彼らがまるで悪魔のように見えました。
それからというもの、学校でお菓子を食べるときは、周りに人がいないかを確認してから食べるという、みみっちいことをしていました。
自分は一人っ子ということもあってか、食べ物を分け合うことに抵抗があり、 自分が食べたいものは自分で買い、できる限り1人で食べるのがいいと思っていたのです。
そんな自分に転機が訪れたのは、中学2年生のときでした。
運動をした後、友人と一緒に軽食が食べられる店に入りました。そこで友人は、違うメニューを1つずつ頼んで、シェアして食べようと言いました。
私は心の中で「またか……」と不満をこぼしました。私が食べたいのはスンデ(韓国式ソーセージ)だけで、友達が頼もうとしているトッポギは食べたいとは思わなかったからです。
△韓国でよく食べられる軽食。左上から時計回りにおでん、トッポギ、スンデ、揚げ物
そんな本音を押し殺し、自分の頼んだスンデを黙々と食べていると、友達が「スンデをトッポギのソースにつけて食べてみて」と勧めてきました。
スンデには塩が最高という信念を持っていた私は、あまり気が進みませんでした。しかし、あまりに強く勧めてくるので、しかたなく友達の言葉に従うことにしました。
そして、トッポギのソースをつけたスンデを口に放り込んだ瞬間、自分の頭にあった「スンデ=塩」という方程式が音を立てて崩れ落ちたのです。口からは思わず「おいしい」という言葉がこぼれていました。
予想外のことに目を丸くする自分を見て、友達は「うまいだろ?」と言いながら満面の笑みを浮かべていました。
ずっと他との「違い」から逃げ、分け合うことをせず、孤立していた自分に、トッポギ・スンデ事件は、新しい世界と分け合うことの素晴らしさを気づかせてくれました。
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本誌では、筆者が大学生活の中で気づいた「信仰と勉強の関係」についても書かれています。学生の方にオススメの記事です!
全文は『世界家庭』2022年2月号60〜64ページに掲載していますので、ぜひ、ごらんください!
*編集部から*
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