絵本「聖書ものがたり」をもとに、ほのぼのと韓国語を勉強しましょう。
:語学院と大学合わせて5年間韓国に留学
:日本の大学で韓国語を第二言語として学ぶ。中級レベル
:カナタラと簡単な単語を覚えたので、これから文法も勉強したいところ
きょう勉強するのは、こちらの2つの文章です。
①갑자기 두 사람은 자기들이 알몸이라는 것을 부끄럽게 느껴 무화과나무 잎을 엮어서 치마를 만들어 몸을 가렸어요.
②하나님께서 동산을 거니시는 소리가 들려왔어요.
*聖書ものがたり2『アダムとエバ』18~19ページ
こくよ:あれ、どこ、やったんだろう(@@;)
かんな:どうしたの?
こくよ:ブルーライトカット眼鏡が見当たらないんです……。
ごんた:いつも仕事中に使ってるやつですね。
こくよ:そうなんです(>_<) いろいろ探してみたんですけど……。
かんな:うーん。「등잔 밑이 어둡다(灯蓋の下が暗い:灯台下暗し)」で、案外近くにあるかもしれないよ。例えば、その眼鏡ケースの中とか。
こくよ:眼鏡ケース……。あっ、ありました! そうだ、眼鏡を拭こうと思って、そのまましまっちゃったんです。
ごんた:やっぱり近くにあるものですね~。
こくよ:ありがとうございます、オンニ!
かんな:いえいえ~。私もよく眼鏡なくすからね。朝寝ぼけてるときなんかは、眼鏡かけてるのに、眼鏡探したりしてるし(笑)
こくよ&ごんた:えっ(さすがにそれは……)。
こくよ:イチジクって、「무화과」って言うんですね。
ごんた:む、むふぁぐぁ? あくびしそうな発音ですね(^0^;)
かんな:そうですね(笑) 漢字で書くと「無花果」で、日本語でも、韓国語でも、同じように書きます。
こくよ:花が咲かない果実なんですか?
かんな:いや、実は、実の内側に隠れて咲いてるんだって。
こくよ:へー! そんな花もあるんですね(°°)
かんな:外からは咲いてるように見えないから、「無花果」と漢字が付けられたみたい。
ごんた:なるほど。それにしても詳しいですね。
かんな:最近、「バナナは木じゃなくて草」っていうのを知って、それからいろいろ調べてたんです(^0^;)
ごんた:えっ、草なんですか??
かんな:分類方法によって、変わるみたいですが……大きな草らしいです(^0^;) あと、果物じゃなくて野菜だとか……。
ごんた:じゃあ、昔、遠足の定番だった「バナナはおやつですか? デザートですか?」問題は、草だからデザートですらなく、おかずじゃないですか! もっと早く知りたかったですね。
かんな:そ、そうですね(^0^;)
かんな:①の文章の「가리다」には、よく使う二通りの意味があります。では、その意味をこくよちゃん、どうぞ!
こくよ:えーっと、「隠す、覆う、遮る」という意味と……もう一つは「選り分ける、選り好みする」という意味です。
かんな:正解!
ごんた:いやー、さすがですね(^^)
こくよ:最近よく当てられるので、予習してるんです(^0^;)
ごんた:なるほど(@_@)
かんな:じゃあ、例文までやってみようか!
こくよ:なんと……。うーん、「隠す」の意味なら、「무화과나무 잎으로 몸을 가리다(無花果の葉で体を隠す)」で、「選ぶ」の意味なら、「좋고 나쁨을 가리다(良否を見分ける)」とかですかね。
かんな:うんうん。こういう複数の意味を持つ単語が出てきたら、主語や述語でどの意味で使っているのかを判断しましょう。
ごんた:はーい。
かんな:じゃあ、最後に②の文章の「거닐다」を説明しますね。
ごんた:うーん? 文章中に見当たりませんが……。
こくよ:文章では「거니시는」の形で出てきますよ!
ごんた:??
かんな:ここは、神様がエデンの園を歩かれているので、「거닐다」を尊敬語にしたいところなんです。「거닐다」の語幹の後に尊敬語にするための「시」を付けると、それによって「ㄹパッチム」が取れて、「거니시다」という形になるんです。
ごんた:あー、なるほど。
こくよ:「거닐다」は、「散歩する、ぶらつく」という意味ですが、それを尊敬語にすると「歩まれる」でしょうか?
かんな:そうだね!
ごんた:それにしても、「거닐다」と「거니시다」だと全然違う単語みたいですね^^;
かんな:そうですね。文章中に見覚えがない単語があっても、尊敬語にするための「시」や変則活用の可能性を考えてみましょう。
こくよ&ごんた:はーい!
〈きょうのポイント単語〉
알몸:【名詞】裸、素っ裸
무화과나무:【名詞】イチジク
엮다:【動詞】編む、互いに組み合わせる
가리다:【動詞】覆う、遮る、隠す
거닐다:【動詞】散歩する、ぶらつく
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