編集員のかんな&こくよが、絵本「聖書ものがたり」をもとに、ほのぼのと韓国語を勉強します。学習内容は、初級修了程度を想定しています。
かんな:語学院と大学合わせて5年間韓国に留学
こくよ:日本の大学で韓国語を第二言語として学ぶ。中級レベル。
きょう勉強するのは、こちらの二つの文章です。
①아담과 해와는 하나님께서 준비하신 에덴동산이라는 곳에서 무럭무럭 자랐어요.
②하나님께서는 아담과 해와에게 3가지 축복을 하셨어요.
*聖書ものがたり1『せかいのはじめ』20~22ページ
こくよ:今年の冬は、雪が降らないですね。
かんな:そうだね。乾燥してて、韓国みたいだね。
こくよ:確かに韓国は、寒いのにあまり雪のイメージがないです。
かんな:山の方は降るけど、もともと降水量が日本に比べて少ないからね。
こくよ:なるほど。
かんな:とにかく乾燥がひどいから、ハンドクリームが手放せないよ。
こくよ:こまめに塗るのが大切ですね。
かんな:うんうん。
こくよ:韓国語だとアダムとエバを「아담, 해와」と書くんですね。
かんな:うん。あとは「이브」とすることもあるかな。日本語でも「イブ」とか「イヴ」とか「エヴァ」みたいにいろいろあるよね。
こくよ:確かにそうですね。もともとの発音はどうだったんでしょうか?
かんな:ヘブライ語の発音は「ハヴァ」だったみたい。
こくよ:うーん、そういう意味では「해와」が一番近いんですかね(^0^;)
かんな:そうだね。あと、真のお父様は、この名前を「아, 담(あぁ、塀)」、「해 와(~してこい)」という意味だと解釈されたこともあるんだよ。(『真なる子女の道』P.241参照)
こくよ:へー、そんなみ言もあるんですね!
かんな:今度、読んでみたらいいよ。
こくよ:そうします(^^)
かんな:①の文章には、「에덴동산(エデンの園)」が出てくるね。
こくよ:「동산」で「園」なんですね。
かんな:「동산」だと「東山」っていう漢字語だと捉えやすいけど、実は純粋なハングルなんだよ。
こくよ:えっ、そうなんですか??
かんな:うん。意味は、「①村の付近にある小さな山や丘 ②大きな家の庭園に造った小さな山や森 ③幸福で平和な所を比喩的に表す言葉」の3つがあるんだ。
こくよ:3つもあるんですね。うーん、ここだと③の意味でしょうか?
かんな:そうだね。あと、「動産」も「銅山」も同じく「동산」と表記するから、新聞なんかで出てきたときは文脈をよくつかんで理解しないといけないね。
こくよ:読解力も必要なんですね(^0^;)
かんな:②の文章に出てくる「-가지」は、前回の講座で出てきた固有数詞を付けて、「한 가지」「두 가지」「세 가지」というような形で使うよ。
こくよ:「一つ」「二つ」「三つ」と訳したらいいですか?
かんな:うん。辞書で引くと「種類」って出てくるけど、翻訳する時はそこまで堅苦しくしなくていいよ。
こくよ:じゃあ、「세 가지 축복」で、「三つの祝福」ですね。
かんな:そうだね。神様が人間にくださった三大祝福のことだね。
こくよ:「祝福」と言えば、食口だと「祝福結婚」の方が連想しやすいですよね。
かんな:「祝福結婚」っていう意味を明確にしたい場合は「축복결혼」というよ。
こくよ:日本語と同じですね。
かんな:そう。こういう教会の用語は、辞書には載ってないから、別で単語帳を作ったらいいよ。
こくよ:なるほど! 良い考えですね!
かんな:私も語学院に通ってた頃は――
こくよ:さっそくノートを買ってきます! ピューッ!≡≡≡ヘ(*^^)ノ
かんな:あ、行っちゃった・・・・・・。まあ、「思い立ったが吉日」だよね。うん^^;
〈きょうのポイント単語〉
아담:【固有名詞】アダム
해와:【固有名詞】エバ
에덴동산:【名詞】エデンの園
무럭무럭:【副詞】すくすく、ぐんぐん
-가지:【依存名詞】種類
축복:【名詞】祝福