あけましておめでとうございます。
新年といえばカレンダー。毎年、どんなものを飾るか楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれません。
きょうは、同じカレンダーでも、昨年3月に出版された「子ども日めくりカレンダー」について、制作エピソードを紹介させていただきます。
私は時々、所属の教会学校(小学生部)の礼拝で説教を担当させていただいているのですが、ある時、「真の父母様とみ言」というテーマでお話をしました。
その中で、「真の父母様のみ言といえば、何を思い浮かべますか?」と質問したところ、子供たちからなかなか返事が返ってきません。
少したってから、「ために生きる……?」という声が上がるくらいでした。
たしかに、私だって小学生の頃にそんなこと聞かれたら答えられなかったよな、と自分でツッコミを入れつつ、子供たちが普段からくり返し触れ、自然にその内容を覚えてしまうようなみ言教材があったらよいなと思ったのです。
そこで、以前から社内で検討されていた日めくりカレンダーの企画と絡ませて、晴れて小学生向けのみ言カレンダープロジェクトが始動しました。
しかし、言うは易し、行うは難し。
み言は比較的スムーズに集められたものの、小学生向けですから、文字だけを入れて終わりというわけにはいきません。
イラストなどを入れて、毎日めくるのが楽しくなるようなものにしなければ……と思い、試しに動物の親子写真を入れてみることにしました。
しかし、実際にやってみると写真のインパクトが強すぎて、肝心のみ言がぱっと目に入ってきません。
やっぱり描き下ろしてもらうのが一番だけど、新年度に間に合わせようとするとあまり時間がない。頼めそうな人もいない……と企画が暗礁に乗り上げた頃、一人の学生が、光言社にインターンとして来てくれました。
何でも、鮮文大学で視覚デザインを学んでおり、イラストも描けるというではないですか!
まさに神様が送ってくださった、強力な助っ人です。
すかさず内容を説明し、毎日のみ言に合わせてイラストを描き下ろしてもらいました。
かなりの無茶ぶりにもかかわらず、その学生さんはいやな顔一つせず頑張ってくれ、無事にすべてのイラストをそろえることができました。
というわけで、完成したこの「子ども日めくりカレンダー」。
我が家でも発売以来、くり返し使っています。小学生向けに作ったつもりでしたが、意外にも3歳の子が最も相対し、毎日うれしそうにめくっています。(笑)
カレンダーの紙は比較的厚いものを使っていますので、長い間使っていただけると思います。
神様の導きと多くの方のご協力によって完成したこの作品、ぜひご活用ください。
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