編集員のかんな&こくよが、絵本「聖書ものがたり」をもとに、ほのぼのと韓国語を勉強します。学習内容は、初級修了程度を想定しています。
かんな:語学院と大学合わせて5年間韓国に留学
こくよ:日本の大学で韓国語を第二言語として学ぶ。中級レベル。
きょう勉強するのは、こちらの二つの文章です。
①갑자기 번쩍하고 눈부신 빛이 나타났어요.
②이윽고 물이 모여 바다가 되고 마른 자리는 땅이 되었어요.
*聖書ものがたり1『せかいのはじめ』6~9ページ
こくよ:オンニ~、「ほぼ5韓国語講座」も3回目ですね。
かんな:そうだね。何事もそうだけど、少しずつでもいいから続けることが大事だよ。
こくよ:はーい! 「ほぼ5韓国語」を刺激にして、がんばります(^^)/
かんな:うんうん。
こくよ:今回は、あまり使わない単語が多い気がします。
かんな:そうだね。たとえば、①の文章の「번쩍하다」かな。
こくよ:そうです! 最初「반짝」の間違いじゃないかなって思いました(笑)「반짝」は「きらきら星」を韓国語で歌ったときに習ったので、似たような意味なのかな~と思うんですけど・・・・・・。
かんな:そう、「번쩍」自体は、擬態語(物事の様子を、音にたとえて表した言葉)として使われる言葉で、いろいろな意味があるんだよ。物を軽々と持ち上げる様子(ひょいと)を表すときや、はっと我に返ったりするときにも使うよ。「번쩍번쩍」と二回続けて、「ひょいひょい」「ぴかぴか」という意味で使ったりもするね。
こくよ:へ~、「번쩍번쩍」で「ぴかぴか」なんですね。
かんな:うん。ここでは「번쩍하다」で、「ぴかりとする」という動詞になっているよ。「갑자기 번쩍하고」で「突然ぴかりとして」かな。
こくよ:擬態語や擬音語は、日本語と雰囲気が違うので、覚えるのが難しいですね・・・・・・。
かんな:そうだね。こういう言葉を使いこなせるようになると、上級者への道が開けてくる感じがするよね。私もこの辺は、きりがないから苦手(汗)
こくよ:え~、そうなんですか?
かんな:絵本には、こういう表現がたくさん出てくるから、私も「ほぼ5韓国語」で学びを深めてるよ。
こくよ:言語の学習に終わりはないですね~。
こくよ:逆に②の文章の「자리」は、よく使う単語ですね。
かんな:清平に行くと、韓国の方から「자리 있어요?」ってよく聞かれるよね。
こくよ:わかります~。空いていたので「자리 있어요.」と答えたのに、どこかに行ってしまって何でだろうと思ったら、日本と意味が違うんですね。
かんな:そう、「자리 있어요?」は「席がありますか?」じゃなくて、「席に(人が)いますか?」という意味だから、日本語式に答えちゃうと逆の意味になるよね。
こくよ:とっさのことだと、つい癖で答えてしまうので、難しいです。
かんな:「친구가 와요.」とか、「앉으세요.」で答えるのが安全かもね。
こくよ:確かに! 次に韓国に行ったときはそうします。
かんな:あと「자리」は、基本的には「場所」という意味だけど、み言などではよく「位置」や「立場」と訳されるよ。
こくよ:いろんな使い方ができますね。
かんな:そのほか、よく使う表現としては、②の文でも使われている「-가/이 되다」かな。
こくよ:「~になる」という意味ですね。
かんな:うん。日本語に引きずられて、「-에 되다」って使うと意味が通じないから、気をつけないとだね。
こくよ:韓国語と日本語は、似ている文法が多いですけど、助詞の使い方とかが違う時もありますよね。ただ、なんでこんなに文法が似ているんでしょう?
かんな:私も気になって調べてみたんだけど、「古くは同じ言語だったんじゃないか?」と考えられて、多くの研究がされてきたんだって。でも、なぜここまで似ているのかは、解明されてないみたい。
こくよ:なぞ多き関係なんですね。
かんな:そうだね。その辺もいつか研究してみたいなぁ。
こくよ:ぜひ、解明されたら教えてください!
かんな:いいよ(笑)その頃には、こくよちゃんは、韓国語ぺらぺらになってるかな~。
こくよ:が、がんばります(^0^;)
〈きょうのポイント単語〉
갑자기:【副詞】突然
번쩍하다:【動詞】ぴかりとする
눈부시다:【動詞】まぶしい
이윽고:【接続詞】まもなく、やがて
자리:【名詞】場所、位置、立場
-가 되다:【動詞】~になる
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