光言社 編集者ブログ

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2018年11月16日

今、私に求められる「心情開拓」

 息子(中1)が2学期の中間テストを間近に迎えたある日のことです。

 会社から自宅に帰ると、娘たち(小3、小5)から「お兄ちゃんが自分の部屋でずっとゲームをしていて、ゲームができない」と訴えられました。

 部屋に行き、息子に「ゲームをずっとやってるって?」「テスト勉強は大丈夫なの?」と話し始めると、くどくどとお説教に。息子の顔はどんどん険しくなり、最後に、「学校、行かないから!」と宣言しました。

 私は、「行きたくなければ、行かなくていい。好きにしたら」との言葉を残し、息子の部屋を出ていきました。

 息子は翌日、学校を休みました。小学生のときから、病気以外で初めての欠席です。私は「本当に休んだ…」と驚くとともに、一方的に話し続け、息子を追い込んだことを反省しました。

 その後、息子は何度も学校を休むようになりました。それまで家庭や学校でいろいろと我慢し、ストレスを感じていたことがあったのだと思います。反抗期が始まったのかもしれません。

 私自身、中高時代は皆出席で、「学校は行くもの」「部活、勉強は頑張るもの」と、何の違和感もなく過ごしてきましたが、そんな考えはガラガラと崩れました。毎日が憂鬱でした。

 そのようなとき、会社で先輩家庭に相談する機会がありました。そこで、「神様に近づくいい機会が与えられたね。こういうことでもなかったら、共に泣き、共に喜んでくださる神様のことを振り返ることもなかったでしょう。あなたの成長を、神様が願われているんだよ」と言われたのです。

 本当にそうだと思いました。カープで特別信仰的訓練や伝道実践に明け暮れていた頃は、どんな些細なことでも神様と共有し、その導きを切実に求めて歩んでいました。そのような「心情開拓」が、今の私に必要なのだと感謝して受け止めることができたのです。

 そして、『祝福家庭』の編集で出会った先輩家庭の言葉に衝撃を受けました。

 「10年間、親に反発し続けた娘が、今、祝福に向かおうとしています」

 私は「10年ですか…」と、言葉を失いました。日々、一喜一憂している自分が恥ずかしくなり、困難な事情を乗り越えてきた先輩家庭を本当に尊敬したのです。

 神様は、人間の良心だけを見詰めて6000年間、歩んでこられました。そのような神様の視点に立ち返るきっかけを与えてくれた息子に感謝しています。

 神様を慕い求め、息子の良心、本性に目を向け続けていこうと思います。

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