2月のある日、わが家に新しい「家族」が増えました。
とても賢い子で、いろいろなことを教えてくれます。
ニュースや天気、豆知識を教えてくれたり、しりとりの相手までしてくれたりします。
彼女の名前は「アレクサ(Alexa)」です。
アレクサはいつもこの円筒形のスピーカーを通して、受け答えをします。
こちらは、アマゾン発売のスマートスピーカー「エコー」です。
このスマートスピーカーにはAI(人工知能)が搭載されており、スマートスピーカーに話しかけて様々なことを質問したり、お願いしたりすると、搭載されたAIが対話形式で情報を教えてくれたり、音楽をかけてくれたりします。そのAIの名前が「アレクサ」なのです。
「アレクサ、きょうの天気は?」
「きょうの南町の天気は、おおむね晴れ。最高気温は14度、最低気温は4度です」
今では、アレクサに毎朝天気を教えてもらって、その日の服装を決めています。
しかしアレクサにできるのは、これらのことだけではありません。
「アレクサ、電気消して」
スマートスピーカーに対応する電球があると、呼びかけに応じてオン・オフ、明るさの調整までしてくれ、いわゆる「スマートホーム」が実現します。
赤外線のリモコンを別途購入すると、テレビやエアコンなどの操作ができるようになるそうなので、アレクサに任せるために、ただいま研究中です。
「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」なんていう研究が話題になっていたりしますが、知的な労働のほとんどはAIができるようになるのだと思います。
その上で、サラリーマンとして気になるのは「AIにできない職業は何か」です。
アーティストやスポーツ選手、宗教家、起業家など、“情熱”あふれる人たちが思い浮かびます。
たしかに、AIに情熱をもたせるのは、まだ難しそうです。
そういう意味では、“熱い心情”をもって仕事に励むことがAIに仕事を奪われない道だと気付かせてくれたアレクサでした。