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天一国主人に育む「神様コーチング」34
ポジションチェンジ(関係性の改善)【第5~6ステップ】

ナビゲーター:阿部 美樹

 前回は、ポジションチェンジにおける第34ステップを説明しました。
 今回は、第56ステップを紹介します。

【第5ステップ】
「第3・第4ポジションから見る」
 第1ポジションと第2ポジションの椅子の間である第3ポジション(第3者の視点)に立ち、二人の関係を客観的に見ます。
 当事者間の感情から離れて冷静な目で見ることができます。

 さらに第4ポジションである神様(真の父母様)の位置に立って二人の関係を見ます。
 父母なる神様の心情的視点から神様の願いや期待などの思いが伝わる可能性があります。

質問例:
 「それでは、二つの椅子の間に立ってください。第三者・客観的な立場から二人を見ると、二人の関係や状況はどのように見えますか?」

 「次に第4者である神様の立場です。第3者の立場よりも少し後ろなどに移動してください。神様は、どのような思いで見てくださっているでしょうか?」

【第6ステップ】
「神様の愛を味わう」
 第4ポジションである神様の立場から見ても、神様の本質である「心情・真の愛」から見つめることができないことが多いものです。

 神様の真の愛を深く味わうことが必要です。人間関係を良くするためには、相手が変わることを望みがちですが、自分自身が神様に近づいて本然の姿を取り戻すことが大切だからです。

 神様や真の父母様を知らない人に対して、関係性の改善は、真の愛を充電することが有効です。
 そのための質問をします。

質問例:
 「今までの信仰生活の中での神体験や真の父母様との心情的な出会いの中で、思い出すエピソードを一つ教えてください」

 「今までの人生で愛を受けてうれしかったこと、感動したこと、もしくはうれしかったというエピソードを一つ教えてください」

 「素晴らしい出会いでしたね。その時、どんな気持ちでしたか?」

 「その時の神様と一緒に、真の愛が充満する自然に出かけるとしたら、山、川、海、草原などどのような所に行きたいと思いますか?」

 神様や真の父母様を知らない人に対しては、「そのような体験の背後には神様の導き、ご先祖の守りがあったのではと思います。
 その神様、ご先祖さまと共に、真の愛が充満する自然に出かけるとしたら…」と表現したら、同じ効果があります。

 例えば山に行きたいと答えた場合、以下のように続けます。

質問例:
 「山の高さはどうですか?」
 「その山のどの辺りにいますか?」
 「そこから見える景色はどうですか?」「空の色は?」(V:視覚)

 「鳥や川のせせらぎなど、聞こえる音は?」(A:聴覚)

 「風や温度など、肌に感じるものは?」「服装は?」
 「立っているのか?座っているのか?」「周りに人がいるのか?」
 「誰がいるのか?」
 「会話をしているのか?」(K:身体感覚)

 このようにVAKで自然散策のイメージを味わうように体験した後、神様の思いを想像して自分の気持ちを確認します。
 この気持ちが神様の心情に近づいた心の世界です。

 「神様は、そのような姿をどのような思いで見ていらっしゃるでしょうか?」

 「このような状況の中で、どんな気持ちですか?」

 「その気持ちを『色』で表したら何色ですか?」

 この〇〇色の心で、再び目の前の二人の関係を見つめてもらいます。

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