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天一国主人に育む「神様コーチング」33
ポジションチェンジ(関係性の改善)【第3~4ステップ】

ナビゲーター:阿部 美樹

 前回は、第1ステップ「第1ポジションからのメッセージ」、第2ステップ「ブレイクステートでニュートラルな状態」について説明しました。

 続いて第34ステップを紹介します。

【第3ステップ】
「第2ポジションからのメッセージ」
 第1ポジションから第2ポジションに移動したら、Bさんになった立場でAさんにメッセージを伝えてもらいます。

質問例:
 「Bさんにお伺いします。先ほどのAさんのメッセージは受け入れますか? 受け入れにくいですか?」

 上記の質問に対して、返答が「受け入れます」でも「受け入れにくいです」でも、コーチは「分りました」と返答して次に進みます。

 「Aさんに向かって、伝えたいこと、自分が思っていることを伝えてください。先ほどのメッセージに対する返答でもよいし、日頃から思っていることでもよいです」

 「この時、声に出して伝えてもよいし、声を出さず心の声で伝えてもよいです。どちらにしますか?」

 「それでは、伝えてください。終わりましたら『終わりました』と教えてください」

 第2ポジション(Bさんの立場)に移動しても、Aさんの立場から想像して語る場合があります。
 Bさんの立場に立って、Bさんになりきって語ることが大切です。考えるよりも、感じたまま表現しようとするとBさんの気持ちを体感します。

 Bさんの立場に立ってAさんに語る場面で、コーチに「~ということを伝えたいです」と説明するように伝える場合があります。
 AさんとBさんの対話の時間なので、コーチに対してではなく、直接伝えるように導きます。

【第4ステップ】
「メッセージの繰り返し」
 BさんからAさんにメッセージを伝え終えたら、第1ポジションの椅子に戻ります。
 椅子を移動する時のブレイクステートは最初(第1から第2ポジション移動の時)に1回行うだけで、その後はしなくても結構です。

質問例:
 「先ほどのBさんのメッセージは受け入れますか? 受け入れにくいですか?」

 上記の質問に対して、受け入れる、受け入れにくいという返答にかかわらず、次に進めていきます。

 「一往復しましたが、言いたいことは言えましたか? 言いたいことが残っている場合は、二往復でも三往復でも繰り返します。いかがですか?」

 この時点で大切なことは、互いの話がかみ合わずすれ違っていたとしても、言いたいことが言えたかどうかです。
 言いたいことが残っている場合は、繰り返し表現してもらいます。
 「言いたいことは言えました」という言葉が出た場合は、次に進みます。

 伝えたいことが残っているけれど、言葉にできないという場合は、それをVAK(色や形など)で表して、それを送ることで表現することもできます。

 例えば、「伝えたい思いをプレゼントのように箱に詰めて渡すとか、風船に詰めて飛ばすとか、どのようにしたいですか?」と聞いて進めます。

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