2024.09.11 17:00
天一国主人に育む「神様コーチング」35
ポジションチェンジ(関係性の改善)【第7~8ステップ】
ナビゲーター:阿部 美樹
前回までで、ポジションチェンジにおける第1~6ステップについて説明しました。
今回は、最後の第7~8ステップを紹介します。
【第7ステップ】
「神様の真の愛で関係を深める」
神様と共に味わった心で二人を見つめ、神様の真の愛を相手にも味わってもらいます。
神様の真の愛を中心に二人の関係が深まったり、強まったりする体験をします。
質問例:
「自然の中で感じた〇〇色の心で、AさんとBさんの関係を改めて見るとどのように見えますか?」
この質問までクライアントは第3・4ポジションで立ったまま(コーチも隣で立ったまま)ですが、その後は第1ポジションに戻ります(コーチもコーチの椅子に戻ります)。
「それでは、第1ポジションの椅子に戻って座ってください」
「自然の中での体験で、神様の真の愛を感じましたか?」
「神様の真の愛は色で表したら何色ですか?」
「神様の〇〇色の真の愛はどこから感じるのでしょうか? 上から注がれるように感じるのか、または、包み込まれるように、下からこみ上げるように、心の中から湧いてくるようになど、いかがですか?」
「その真の愛は、目の前のBさんにも届いていますか? 届いていませんか?」
「その真の愛をBさんにも届けたいですか?(さらに強く届けたいですか?)」
届けたいという返答があれば、
「どのようにして、その真の愛を届けますか? 川の流れのように流す、包み込むようにする、プレゼントのようにして手渡すなどさまざまなイメージがありますが、どのような方法がいいですか?」
「それでは、その方法で届けてください」
AさんがBさんを自分の愛で愛そうとするよりも、「神様の真の愛の通過体」になって届ける姿勢が大切です。
体を動かして「流す、包む、手渡す」などの動作をコーチとクライアントが一緒に行います。
真の愛を届けたらBさんの席に移動して、それを受け取ります。
「Bさんにお伺いします。真の愛を受け取って何を感じますか?」
「Aさんから真の愛を頂いたので、Bさんからもお返ししますか? それとも、受け止めるだけでよろしいですか?」
お返しする場合は、その色、形、渡す方法などを確認して渡します。
その後、Aさんの席に戻ってそれを受け止め、何を感じるかを確認します。
親子関係や夫婦関係の場合、さらに関係を深めるやり取りを状況に合わせて行う場合もあります。
「神様の真の愛を通して深めた関係性からすると、椅子を近づけた方がよいですか、このままでもよいですか?」
「関係性を味わうために、握手をするとか、ハグをするとか、言葉を伝えるなど、やりたいことはありますか?」
やりたいことが出てくれば、体を動かしながら実践します。
その時、コーチも一緒に同じ動作で体を動かします。
【第8ステップ】
「振り返り・祈り・アンカリング・実践」
新しい二人の関係を味わい、エンディングとして、振り返り、祈り、アンカリング、さらには今後の実践の第一歩を聞いて終わります。
質問例:
「新しい二人の関係を味わうのに第1ポジションがよいのか、第3ポジションで客観的に見るのがよいですか?」(二人の関係性を味わってもらう)
「今日の相談はここまででも大丈夫ですか?」(確認)
「相談全体を通して感じたこと、気付いたことなど感想をお願いします」(振り返り)
「関係性の改善が内的に成されたことに対して感謝祈祷(報告)をお願いします」(祈祷)
祈祷することが基本ですが、「このコーチングは~でした。ありがとうございます」という神様に対する報告形式でもよいです。
その統合されたイメージを定着するために、一日のどの時間に思い起こしていくかを質問します。
「このセッションで得たイメージを心に定着させることをアンカリングといいます。毎日思い起こすなどの方法がありますが、やってみたいと思いますか?」
「思い起こす時間を決めたり、場所を決めたり、動作を入れたりするなどありますが、どうしますか?」(アンカリング)
アンカリングを決めた後、必要に応じてBさんに対して具体的な第一歩として、どんな行動を行うかを聞いて終わります。
「最後に、Bさんに対する行動の第一歩は何から取り組みますか?」(実践)
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