2024.09.18 17:00
天一国主人に育む「神様コーチング」36
チェインプロセス(夢の実現)【第1ステップ】
ナビゲーター:阿部 美樹
チェインプロセスは、「夢の実現」「目標達成」に対して効果的なスキルです。
相談したいテーマが「~をしたい」「~になりたい」「~を実現したい」という願いをかなえることを望む場合にふさわしいスキルです。
「夢の実現」のためのチェインプロセスを行っても、途中で陽陰の統合やポジションチェンジを活用することが必要になる場合があります。
目標達成までのプロセスを一つずつイメージ化しながら体を動かして体感していきます。
繰り返し目標達成に向けた状況や感情を体感することによって、夢の実現の可能性が高まります。
未来をイメージするだけでなく、未来に行ってみてどんな状況なのか、どんな感情なのかを味わってみる体験なので「未来体験リハーサル」ともいえます。
「現在の位置」と「目標達成の位置」の2カ所に椅子を置きます。
ステップ0(現在の位置)、ステップ1、ステップ2、ステップ3(目標達成の位置)と進みます。
第1ステップ「テーマとゴールを設定する」
初めは椅子を対面式で向かい合い「今日のテーマ」を確認します。
夢の実現がテーマになる場合は、上記のように椅子を二つ準備して同じ向きで並べます。後ろの椅子に座ってもらいます。
その椅子が「ステップ0(現在の位置)」であり、前の椅子が「ステップ3(目標達成の位置)」になります。
クライアントは「ステップ0」の椅子に座り、「ステップ3」の椅子を眺めるような向きになります。
その時、コーチは椅子と共にクライアントの脇に移動して、同じように「ステップ3」を眺めるように同じ向きになります。
その後もクライアントが進めば一緒に進み、クライアントが立ち上がれば一緒に立ち上がり、常に伴走者として同行する姿勢を貫きます。
質問例:
「今日は、どんなテーマになりますか?」
それに対して「夢の実現」「目標達成」に関するテーマである場合は以下のように進みます。
「今日のテーマは、〇〇を成したい!というテーマのようですが、その願いが実現できない心の整理の場合もあるし、それにまつわる人間関係の改善の場合もありますが、夢の実現でよろしいですか?」
「それでは、今日のテーマは〇〇を成し遂げる私になる!ということでよろしいですか?」
テーマについて再度、確認をしてから進みます。その時、相手や環境を変えるという意識ではなく、私が成し遂げるという意志に導くために「私になる」という言葉を入れます。
例えば、目標設定は「子供が祝福を受けてほしい」ではなく、クライアントがどうなりたいかなので、「子供を祝福に導く親になる」となります。
ゴール設定は「否定的な表現」ではなく、「肯定的な表現」にします。
例えば、「夫が暴力をふるわないような関係」ではなく、「夫と仲の良い関係をつくる私になる」とします。
「それでは、その願いがかなった3歩目はどのような状況になっているでしょうか?」
「その状況になると、どんな気持ちになるでしょうか?」
「その気持ちを色で表したら何色ですか?」
「いいですね、〇〇色ですか。その〇〇色のゴールを目指して、1歩2歩と進み、3歩目のゴールが目の前に椅子になります。前に進むというのが未来に行ってみることです。よろしいですか?」
「ステップ0」の椅子から「ステップ3」の椅子を眺めながらイメージしてもらいます。「前は未来、後ろが過去」という目標達成までの未来のタイムラインを1歩、2歩、3歩とイメージしていきます。
「目標達成の期日を決めますか? それとも決めないで進めますか?」
期間設定をするか、しないかはクライアントに決めてもらいます。
基本的にはゴールという「場所」と、いつまでという「時間」を決めた方が有効ですが、時間では表現しにくい内的なテーマであったり、イメージできない状況であったりすれば、期日なしでも十分に進めることは可能です。
セッションが進んでいくと後から期日が明確になっていく場合もあります。
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