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天一国主人に育む「神様コーチング」37
チェインプロセス(夢の実現)【第23ステップ】

ナビゲーター:阿部 美樹

 前回はチェインプロセスにおける第1ステップを説明しました。続いて第2~3ステップを紹介します。

【第2ステップ】

「ステップ0からステップ1に移動する」
 現在の位置(ステップ0)で、現在の状態を質問して確認します。その後、1歩踏み出してステップ1に行けるかを質問します。

 「1歩目に進めますか?」という質問に対して、顕在意識は「進むことが可能か? 不可能か?」「進める根拠があるのか? ないのか?」を考える傾向があります。

 しかし潜在意識の扉が開いている場合は、「進みたいから行ってみる」「行ってみたいから進んでみる」という感覚で進もうとします。

 「行くことが可能だろうか?」と思考すると現実にとらわれやすくなりますが、「行きたい!」という心情的感性でイメージすると無限の可能性が引き出されるようになります。

 しかし進めない場合は、踏み出すためにやっておくべきことなどを質問し、事前の準備をして安心や意欲を引き出してから進みます。

質問例:
 「現在は0歩目ですが、1歩目に進むことができますか? 進みたい気持ちであれば、進んでもらってイメージしてもらいます。そうでなければ、進むための準備をしてもらいますが、どうでしょうか?」

「進みます」という返答の場合:
 「そうですか。それでは1歩進んでください。進みましたか?」(進んだかどうかを確認する)

 「1歩進むということはある一定の期間が過ぎました。1歩目はいつになりましたか?」(期間設定をしない場合は、期日の質問はなし)

「進めません」もしくは躊躇(ちゅうちょ)して返答ができない場合:
 「そうですか。1歩進むために何が必要でしょうか?」

 「それを成したらどんな変化がありますか?」

 「その変化を見てどんな気持ちになるでしょうか?」

 「その気持ちをもって1歩進むことはできますか?」

【第3ステップ】
「ステップ1からステップ3まで繰り返す」
 ステップ0からステップ1に移動する場合、椅子から立ち上がり一歩進みます。
 体を動かすことにより、イメージだけでなくタイムマシーンに乗って未来に行くようにして「未来体験」をしてもらいます。

 場合によっては、現在から未来を眺めるようにイメージしているだけだったり、「成れたらいいです」と願望状態のままだったりすることもあります。

 イメージだけでなく、「未来に行ってみる体験」を通して体感することが大切です。

質問例:
 「1歩目に行ってみると、どんな状況になりましたか?(変化がありましたか?)」(質問①:形状的変化)

 「それを見て、どんな気持ちになりましたか?」(質問②:性相的変化)

 「そこで大切なことは何ですか?」もしくは「そこでの役割は何ですか?」(質問③:姿勢や役割確認)

 「そのような姿を天の父母様はどのように見ていらっしゃいますか?(どんなメッセージをくださるでしょうか?)」(質問④:神様の目・メッセージ)

 上記の質問を全てする必要はなく、状況を見て判断していきます。

 ステップ1の状況を確認して十分に体感したら、ステップ2に行けるか質問していきます。

 ステップ1から2、2から3は上記のの質問を繰り返しながらゴールの第3ステップまで行きます。

 ステップ0からステップ3までの中で、負の感情が強く出て前に進めない場合は「陽陰の統合」、人間関係の葛藤が出てきた場合は「ポジションチェンジ」をポイントだけでも行うことが必要な場合があります。

 クライアントの語るキーワードとなる言葉を拾って、「肯定質問」や「未来質問」「具体化質問」などで深掘りする姿勢でセッションを進めていきます。

 椅子は、ステップ0とステップ3に置いてあるので、ステップ1とステップ2におけるセッションは、コーチもクライアントも立ったままセッションを行います。

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