2024.09.25 17:00
天一国主人に育む「神様コーチング」37
チェインプロセス(夢の実現)【第2~3ステップ】
ナビゲーター:阿部 美樹
前回はチェインプロセスにおける第1ステップを説明しました。続いて第2~3ステップを紹介します。
【第2ステップ】
「ステップ0からステップ1に移動する」
現在の位置(ステップ0)で、現在の状態を質問して確認します。その後、1歩踏み出してステップ1に行けるかを質問します。
「1歩目に進めますか?」という質問に対して、顕在意識は「進むことが可能か? 不可能か?」「進める根拠があるのか? ないのか?」を考える傾向があります。
しかし潜在意識の扉が開いている場合は、「進みたいから行ってみる」「行ってみたいから進んでみる」という感覚で進もうとします。
「行くことが可能だろうか?」と思考すると現実にとらわれやすくなりますが、「行きたい!」という心情的感性でイメージすると無限の可能性が引き出されるようになります。
しかし進めない場合は、踏み出すためにやっておくべきことなどを質問し、事前の準備をして安心や意欲を引き出してから進みます。
質問例:
「現在は0歩目ですが、1歩目に進むことができますか? 進みたい気持ちであれば、進んでもらってイメージしてもらいます。そうでなければ、進むための準備をしてもらいますが、どうでしょうか?」
「進みます」という返答の場合:
「そうですか。それでは1歩進んでください。進みましたか?」(進んだかどうかを確認する)
「1歩進むということはある一定の期間が過ぎました。1歩目はいつになりましたか?」(期間設定をしない場合は、期日の質問はなし)
「進めません」もしくは躊躇(ちゅうちょ)して返答ができない場合:
「そうですか。1歩進むために何が必要でしょうか?」
「それを成したらどんな変化がありますか?」
「その変化を見てどんな気持ちになるでしょうか?」
「その気持ちをもって1歩進むことはできますか?」
【第3ステップ】
「ステップ1からステップ3まで繰り返す」
ステップ0からステップ1に移動する場合、椅子から立ち上がり一歩進みます。
体を動かすことにより、イメージだけでなくタイムマシーンに乗って未来に行くようにして「未来体験」をしてもらいます。
場合によっては、現在から未来を眺めるようにイメージしているだけだったり、「成れたらいいです」と願望状態のままだったりすることもあります。
イメージだけでなく、「未来に行ってみる体験」を通して体感することが大切です。
質問例:
「1歩目に行ってみると、どんな状況になりましたか?(変化がありましたか?)」(質問①:形状的変化)
「それを見て、どんな気持ちになりましたか?」(質問②:性相的変化)
「そこで大切なことは何ですか?」もしくは「そこでの役割は何ですか?」(質問③:姿勢や役割確認)
「そのような姿を天の父母様はどのように見ていらっしゃいますか?(どんなメッセージをくださるでしょうか?)」(質問④:神様の目・メッセージ)
上記の質問を全てする必要はなく、状況を見て判断していきます。
ステップ1の状況を確認して十分に体感したら、ステップ2に行けるか質問していきます。
ステップ1から2、2から3は上記の②~③の質問を繰り返しながらゴールの第3ステップまで行きます。
ステップ0からステップ3までの中で、負の感情が強く出て前に進めない場合は「陽陰の統合」、人間関係の葛藤が出てきた場合は「ポジションチェンジ」をポイントだけでも行うことが必要な場合があります。
クライアントの語るキーワードとなる言葉を拾って、「肯定質問」や「未来質問」「具体化質問」などで深掘りする姿勢でセッションを進めていきます。
椅子は、ステップ0とステップ3に置いてあるので、ステップ1とステップ2におけるセッションは、コーチもクライアントも立ったままセッションを行います。
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