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天一国主人に育む「神様コーチング」38
チェインプロセス(夢の実現)【第4ステップ】

ナビゲーター:阿部 美樹

 前回まででチェインプロセスにおける第1~3ステップを説明しました。
 続いて第4ステップを紹介します。

【第4ステップ】
「ゴールとメタアウトカムの体験」
 ゴールであるステップ3(目標達成の位置)に移動して椅子に座ります。
 コーチも一緒にステップ3の隣に椅子を持ってきて座ります。

 ゴールに到達した期日を確認し、ゴールの状況と気持ちを確認します。
 ゴールに到達した気持ちを確認して色で表現してもらいます。

 その色は、ステップ0でイメージした色と違う場合がありますが、最後にイメージした色が大切になります。

 ステップ3がゴールですが、さらに一歩進んでステップ4(メタアウトカム:目標達成を超えた位置)があることを伝えて、行きたい気持ちがあれば継続して進んでみる体験を行います。

メタアウトカムまで移動する理由
 メタアウトカムは、「既に目標を達成してしまった位置」であり、「目標達成が過去にある状態」です。

 メタアウトカムの位置に移動して、体感することによって、「目標は既に達成したんだ」という気持ちになり、目標達成が難しく遠く感じていた場合であっても、容易に思える効果があります。

質問例:
 「3歩目に行ってみると、どんな状況になりましたか?」

 最初にゴール設定をしますが、実際にステップ3に行ってみると、時も状況も違う場合がありますが、コーチが最初のゴール設定にとらわれないことが大切です。

 「その歩みの中で、〇〇さんはどんなことを感じましたか?(気付きましたか?)」

 「そのような姿を天の父母様(神様)が見られて、どんなメッセージを下さるでしょうか?」

 「そのメッセージに対して、どんな返答をしますか?」

 「その時の気持ちはどんな気持ちですか?」

 「その気持ちの色は何色でしょうか?」

 「3歩目がゴールですが、さらに希望すれば4歩目に行くことができます。そこは目標を超えた位置であり、目標は通過点だったという心を味わうことができます。行ってみますか? それとも、3歩目でよろしいですか?」

 4歩目に向かう時もそれまでと同じように導きます。
 基本的にはメタアウトカムまで行くように導きますが、クライアントが「3歩目で十分です」という場合はいかなくても構いません。

参考資料<リフレーミングの手引>
 否定形の表現が出てきた場合は、肯定的な表現や感情への「リフレーミング」が必要な場合があります。
 肯定的な言葉や感情を選択することで、前向きな意欲が高まります。

例:
▶「落ち込まないようにしたい」
⇒「落ち込まないということは、どんな気持ちになりたいですか?」
⇒「安定した気持ち」

▶「不信しないようにしたい」
⇒「不信しないということは、どんな気持ちになりたいですか?」
⇒「信じ続ける心」

▶「私はあの人を見ると葛藤するんです」
⇒「葛藤するとは、どのような関係になりたいからでしょうか?」
⇒「何でも話し合える関係」

▶「私はできないんです」
⇒「できないと思うことは、どんな価値がありますか?」

 「私は消極的なんです」
⇒「消極的であることは、どのようなメリットがありますか?」

▶「悪いことが続いて、私は運がないんです」
⇒「悪いことが続くことを通して、何を学ぶことができますか?」

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