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天一国主人に育む「神様コーチング」30
陽性と陰性の統合(負の感情の解消)【第1~3ステップ】

ナビゲーター:阿部 美樹

 相談テーマが、「嫌な出来事で落ち込んだ」「苦手な人で葛藤する」「自己嫌悪に陥った」などのように、嫌な感情を整理したい場合は、「陽性と陰性の統合」のスキルを使います。

 このスキルは「負(陰)の感情の解消」や「葛藤する心の統合」に役立ちます。

 以下の説明は一つの目安となる質問例です。これを頭に入れた上で相談者の心に寄り添いながら行います。

【第1ステップ】
陰の感情をVAKでイメージ化する
 嫌な感情陰性の感情を聞いた後に、嫌な感情をVAK(五感)でイメージ化するために質問します。

質問例:
 「その感情はどのような感情ですか?」

 「感情を言葉に表すことはなかなか難しいものです。言葉にできないものも含めて『色』で表したら何色ですか?」

 「その色は濃いですか? 薄いですか?」

 「素材は何ですか? 空気や雲のような気体ですか? 壁や石のような固体ですか?」(V:視覚)

 「その温度は、常温ですか? 少し冷たいですか? 少し暖かいですか?」(K:身体感覚)

 「そこで、聞こえてくる音や声などありますか?」(A:聴覚)

 「その感情に呼びやすくするためにニックネームを付けたらよいと思いますが、何がいいですか?」(例えば、「モヤモヤくん」「真っ黒さん」など自由に)

 「それでは、その〇〇さんを脇に置いておきましょう」

 自分の心を悩ませる陰性の感情に対して、イメージ化して把握できるようにします。

【第2ステップ】
陽の感情を引き出す
 陰の感情を整理するために、陽の感情を引き出してバランスを取り戻すように導きます。

 「うれしかったこと」「楽しかったこと」「感動したこと」を一つ思い出してもらって、そのエピソードを聞きます。

 その中でも「神様と出会った体験」「真の父母様に心情的に出会った体験」が最も大きな力があります。その時の気持ちを相談者に味わってもらいます。

質問例:
 「突然ですが、心に陽的エネルギーを充電するための質問をいたします。今までの信仰生活で、神体験、もしくは真の父母様との心情的な出会いなどで思い出すエピソードを一つ教えてもらえますか?(感動体験、うれしかった、楽しかった体験でもよい)」

 「そうですか! 素晴らしいですね。その時、どんな気持ちでしたか?」

 「その体験を通してどんな教訓として残っていますか?(どんな神様だったんでしょうか?)」

 上記の質問をしながら、状況によっては詳細に聞くことも有効です。

【第3ステップ】
陽の感情を引き出す②
 神様(真の父母様)と一緒に、神様の愛で創造された自然の散策をする体験を通して、さらに陽の感情を高めていきます。

質問例:
 「神様(真の父母様)と一緒に、自然の中に出かけるとしたら、山、川、海、草原など、どのような所に行きたいですか?」

 例えば、「山に行きたい」と答えた場合、「その山の高さはどれくらいですか?」「その山のどの辺りにいますか?」

 「季節はいつですか?」「どんな天候ですか?」「空はどんな色ですか?」

 「目の前には何が見えますか?」「どんな服装をしていますか?」

 「どんな履物ですか?」「立っていますか? 座っていますか?」

 「周りに人はいますか? いませんか?」

 「会話はしていますか? していませんか?」

 「どのような気持ちですか?」「その気持ちを色で表したら何色ですか?」

 近くに真の父母様がいらっしゃる場合は、「どれくらいの距離があるか?」「会話をしているか?」「どんなメッセージがあるか?」などを深めてもよいでしょう。

 このような質問を通して、イメージが鮮明になり、感情が変化していくことでしょう。

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