多くのかたが特別恩赦聖酒式に参加していらっしゃることでしょう。
筆者も聖酒式に参加させていただきましたが、今回の特別恩赦を通して、「ゆるし」と「とりなし」について考える良い機会となりましたので、その恩恵を共有させていただきたいと思います。
まずは言葉の意味の確認から。
「ゆるす」は、「赦す」と「許す」がありますね。
その意味を、AIに聞いてみました。
「赦す」は罪や過ちを責めないこと、「許す」はこれから行う行為を認めることを意味します、と出てきます。
なるほど、なるほど…。
【赦す】
・罪や過ちを赦す
・すでに決まっている罪を免じる
・義務などを免じる
・怒りや苦々しい思い、復讐心を克服する
・霊的な傷が癒やされ、平安と愛を受ける
【許す】
・望みを聞き入れる
・許可する
・自由に任せる
・結婚を許す、肌を許す、気を許す、「時間が許せば出席します」
また、「恕す(ゆるす)」には、相手の事情を考慮して寛大に扱うという意味があります、と出てきました。
恩赦の「恩」の字は、「目上の人から受ける感謝すべき行為。恵み。情け。慈しみ」の意味ですから、今回の「特別恩赦」は天から頂く感謝すべき赦しの恵み、情け、慈しみ、と理解できます。
次に、「とりなす」の意味について、同じくAIに聞いてみると、
・間に入って、その場をうまくまとめたり、その関係を良好なものにしたりする
・仲裁する、調停する
・仲介する、取り持つ
・ご機嫌をとる
・うまく扱い、処理する
・調子を合わせる
と出てきます。
「とりなし」とは、上記のように「対立する二者の間に入って、うまく折り合いをつけること」を意味しますが、キリスト教の立場では、「仲介者としての神と人間との間をとりもつこと。また、他の人のために神に祈ること」となります。
「仲介者」とは、メシヤのことですね。
イエス様は、ゴルゴタの十字架上でこのように天の父(神)にとりなしの祈りをささげます。
「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」(ルカによる福音書 第23章34節)
十字架上にあっても、神と人類の仲介者の立場を全うされたイエス様。
最近、U-ONE TVで公開された新番組「北谷真雄が語る霊界の真実、その後」。その中でも、霊界の先祖の救いについて、「ゆるし」と「とりなし」の重要性を強調していたことが印象に残りました。
北谷さんのお話を聞きながら、筆者は改めて「とりなしの祈り」の大切さに気付かされ、それが蕩減条件を立てるということの本質なのだと理解することができました。
天の父母様(神様)に受け取っていただけるのは善の条件であって、決して悪の条件ではない、悪を善に転換するとりなしの祈りが重要なのだと…。
とりなしのできる自分になりたいと心から思いました。
神氏族メシヤの勝利が願われ、真の愛の実体となることが求められる中、天の父母様が取ることのできる善の条件、すなわち愛と精誠から発せられた赦しととりなしができる、そのような者とならなければと、肝に命じました。
「特別恩赦聖酒式」を通して私たちを赦し、とりなしてくださる背景にどれほど大きな真の父母様の愛と精誠があるのだろうかと思うと、感謝に堪えません。
「ホーリーマザー・ハン」となられて人類をかき抱いてくださる真のお母様の愛があまりにも大きく深いことを改めて感じています。
(則)
【参考情報】
・U-ONE TV番組「北谷真雄が語る霊界の真実、その後」
・Blessed Life「制作の舞台裏から 102」
「霊界の実在をより多くの人に伝えたい」