光言社 編集者ブログ

印刷

  • 世界家庭 編集部員のブログ
  • いいね(44)

2024年12月26日

人生初のボランティア体験

今月、「UPeace」で、人生初のボランティア活動に参加してきました。

皆さんは、「UPeace」をご存じですか?

UPeace」は、東日本大震災を契機に発足した、世界平和統一家庭連合のボランティア隊です。

私はもともと、ボランティアには興味があったのものの、積極性もなく、活動的でもないので、「ボランティアに行っても役に立てないのではないか」と、ずっと尻込みしていました。

しかし今回、『SEIWA MAGAZINE(セイワ・マガジン)』12月号でUPeaceの特集をしたことがきっかけで、もともと何となくだけ知ってはいたUPeaceに、さらに興味が湧きました。

また、2024年1月の震災から1年ということもあり、「どんな自分でも役に立つことができるなら行ってみたい」と思い、参加することを決めました。

今回活動したのは、石川県輪島市。

△ライトアップされた金沢駅の鼓門

ボランティア参加者は、朝、ボランティアセンターに集まり、そこでそれぞれの現場に割り振られていきます。(その日は、トータル300人以上の参加者がいたそうです)

今回は、私を含め8人のUPeace参加メンバーと、一般の参加者の方4人の計12人で、1つの現場に向かいました。

活動内容は、〈民家の敷地内に流れ込んでしまった土砂の撤去作業〉。

みんなで協力しながら、つるはしやスコップを使って土砂を取り除いていきました。

△つるはしを使って土砂を撤去する筆者(右端) 

私は、つるはしを使ったのが生まれて初めてで、最初は全然うまく地面に刺さらず苦戦しましたが、この道13年のベテランの方が分かりやすく教えてくださり、慣れてくるとクセになるほど楽しかったです。

時々、ミミズさんが出てきたり、頭から土に突っ込んでしまう人がいたり、いろいろなことがありましたが、泥まみれになって作業することの楽しさや、みんなで協力することの頼もしさなどを知りました。

雪(時々あられ)が降ったり止んだりする寒い中でしたが、常に感謝の言葉や笑い声が絶えないそんな現場で、不思議と温かく感じました。

また、その家のご夫婦も本当に素敵な方たちで、帰らなければならない時間になって車が出発するとき、最後まで手を振って見送ってくださる姿を見ながら、「帰りたくないな」という気持ちになりました。

帰りに「ありがとうね」と言いながら持たせてくださったカイロは、とても温かかったです。

△土砂の撤去作業を行ったお宅の前で

今まで、「ボランティアはハードルが高いもの」というイメージがあったのですが、今回参加してみて、自分が「やりたい」という気持ちさえあれば、誰でも参加できるのだなと思いました。

仕事のこともあり、少し悩みましたが、「えいやっ」という気持ちで参加してみて、本当に良かったです。

また今回、ボランティア活動を通して、一人の力ではどうしようもないことも、みんなで協力することで、きっと何でもできるのだと感じました。

今は大変な世の中ですが、一人一人の力は小さくても、みんなで協力すれば成せないことはないと信じて、自分の成すべきことをしっかりと見定めて歩んでいきたいと思います。

 

いいね(44)

戻る