先月に引き続き、私の身近で起きた霊的な出来事(体験)を紹介したいと思います。
今回は、今から10数年前に初めて行われた、聖火式の朝に見た夢のお話です。
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私は夢の中で、韓国の漢南洞公館(国際研修院)を訪ねました。
門を通り抜け、まっすぐに玄関先に行くと、泣きながらドアを叩いていました。ドアには小さな窓があって、奥から若々しい女性がこちらに来るのが分かりました。応対してくださったのは、大母様でした。
「こんな不足な者が突然、訪ねて申し訳ありません。ただ父母様にお会いしたい一心で参りました」
と、私は泣きながら伝えました。
大母様は、とても困った顔をしておられたのですが、「少し、お待ちくださいね」と言って中に入られたのです。中のようすは、ドアの小さな窓越しからよく見えました。
大母様が真の父母様に、「こういう者が来ておりますが……」と伝えると、真のお父様は「入れてあげなさい」と言ってくださったのです。
その言葉が聞こえてきて、うれしくてワンワン泣いていました。そのときの真の父母様は、白い韓服(式服)に着替えておられる最中で、取り込み中なのに申し訳ないと思いながらも、「どうして白い韓服なのだろうか」と考えました。
大母様は、玄関のドアを開けてくださると、「皆さん、お入りください」とおっしゃったのです。
一瞬、「どうして皆さんなのだろう?」と思って後ろを振り向くと、いつの間にか、ずらっと人が並んでいたのです。とっさに、私の先祖たちだと分かりました。そして、夢から覚めました。
目覚めると、夢の余韻は残っていて顔も布団も涙でぐちゃぐちゃでした。
「そうだ、きょうは聖火式だ。聖火式は、興進様や大母様がなされるだけではなく、真の父母様が共に役事されているのだ! それに、私だけが参加するのではなく、私につながる先祖も共に待ちに待っているものなのだ」と悟ったのです。
とてもリアルだったので、何年も過ぎた今でも、鮮明に覚えています。