「神様が愛する理想のカップルだね!」
これは6000組のマッチングで、相対者が決まった時、私が真のお父様から感じ取ったメッセージです。今でもこれを思い出しながら、夫婦共々信仰生活を送っています。
6000組の合同祝福結婚式は、1982年10月14日、韓国・ソウルで行われました。その10日ほど前、私は飛行機で韓国へ向かいました。人生で初めての海外旅行で、韓国へ行くのも初めてでした。
韓国の金浦国際空港に到着してすぐに、手配されていたバスでマッチング会場に向かいました。京畿道九里市のマッチング会場に到着すると、すでに数千人もの食口たちが集まっていました。
6000組までは、真のお父様(文鮮明先生)が直接、カップルを組み合わされていました。男性と女性が分かれて座っている中で、ひときわ頭部の大きな男性が歩いているのが目に入りました。それが初めて見たお父様の印象です。マッチングは夜を徹して行われていましたが、その日の晩は、休むことにしました。
翌朝、いよいよその時がやってきました。お父様は周りを見渡しながら近づいて来られます。一瞬、お父様と私の目が合ったのが分かりました。そしてお父様が私に手招きして、こちらに出て来なさいという手振りをされました。私の心臓は一気にドキドキし緊張度は頂点に達しました。
お父様の前に進み出ました。私の過去、現在、未来の全てを見られている感覚です。もう何も隠しようがありません。何をされようが委ねるしかない感覚です。今、思い返しても生涯でこんなに緊張したことはありません。
お父様が「あんた何歳?」と尋ねられました。
「24歳です」必死に答えました。
すると、お父様は私の肘を持って、女性たちの方へ向かって歩き始められました。女性の中から相対となる方を探しておられるようでした。最終的に相対者が決まりました。その方は、私が今まで考えてもみなかった女性でした。
お父様は、たった今組まれたばかりの私たち二人を並べてしばらくご覧になり、ニッコリと微笑んでいらっしゃいました。そして一言「このカップルは女の方が強いやぁ」と大きな声でおっしゃいました。周りからは、どっと笑い声がおこったのが聞こえました。
お父様も冗談を言われるのだなあ。最初はそう思いましたが、冗談にもちゃんと意味がありました。
神様が祝福してくださるカップルとは「合わないという立場を超え、尽くし合って一つになったカップル」と言われます。自分とは逆の苦手なタイプを受け入れ、一つになっていくときに真の愛が生まれるのです。それを勝利してほしい、という願いを込めたみ言だったのです。
お父様は、私たち二人の組み合わせを、とても満足していらっしゃるようでした。なぜなら、笑顔で見つめられるお父様の心情が直感で分かったからです。「神様が愛する理想のカップルだね!」と語ってくださっているようでした。
あのマッチングの時の、満面の笑みで喜ばれる様子は、今でも映像として脳裏にはっきりと焼き付いています。お父様が、言葉では表せない深い喜びを、笑顔のイメージで見せてくださったのだと確信します。
真の父母様による祝福によって、神様へ帰って行く道が開かれました。ご先祖さまも霊界で大喜びだったでしょう。
お父様が、私たち一組のカップルを組まれるのに、どれくらいの時間を費やされたのか、全く覚えていません。しかし数千組ものカップルを、お父様は精誠を込めて組まれて勝利されたのだと思うと、感謝してもしきれません。
さて、倉本正彦先生によるU-ONE TVの動画「祝福家庭を愛する真の父母」(8回シリーズ)は、真の父母様の祝福の価値と伝統を学べるオススメのコンテンツです。
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