家事は、仕事か否か。
多くの家庭で論争になってきたのではないでしょうか……?
「家事は仕事じゃない」なんて言ったら、全国の主婦(主夫)から猛反論されてしまうでしょう。
ただ、今回伝えたい内容は、別の観点です。
私も兼業主婦なので、仕事をして家事を回すのは簡単じゃないな~と思います。
小さいお子さんをお持ちの家庭なら、なおさらでしょう。
昼間は働き、家に帰ってから夕飯を作るのですから、ある意味、残業をしているようなもの。
ただ、そうやって「家事=仕事=義務」のように考えてしまうのは、ちょっと違うのではと私は思います。
「帰ったら、ご飯作らなきゃ。そういえば、洗剤のストック切れてたから、帰りに買わないと。ご飯の後は、お風呂掃除もして……。あと、明日は資源ゴミの回収日だから、牛乳パックを切らないと……」
兼業主婦(主夫)なら仕事帰りの電車の中では、帰ってやることをあれこれ考えます。
語尾が「~やらなきゃ。~せねば」では、気持ちはハッピーとは言えません。
つまり、家事がやらなければならないミッション、義務になっているんですね。
私はなるべく「この家事をやらなければならない」と考えないようにしています。
代わりに、「なぜするのか?」「これをしたら、こんなにいいことがある」と考えます。
たとえば、料理。
「これを作ったら、喜ぶかな。今日は暑いから、さっぱり系が良いかな。○○だと、主菜に野菜が少ないから、汁物は野菜多めにしよう♪」
もともと人に料理を作るのが好きなこともありますが、相手が喜ぶ姿を想像するとワクワクします。
次に、お風呂掃除。
「ちょっと面倒だけど、こまめに掃除したほうがカビが生えなくて、衛生的! つまり、病気にもなりにくくて、医療費が減る!」
少し飛躍していますが、これくらいポジティブに考えます(笑)
最後に、資源ゴミ。
「明日は、資源ゴミの回収日だ~。可燃物で捨てるより、リサイクルしたほうが、万物ももう一度人間に使ってもらえる機会ができて絶対喜ぶ!」
私の街は分別が厳しいですが、万物の気持ちになると「分別したい!」と思えてきます。
(この発想を主体者に熱く語ったら、苦笑いされましたが……)
こんなふうに、ちょっとした家事も「家族のために」「喜んでもらいたい」と思えば、面倒な「仕事」ではなくなるのではないでしょうか?
たとえ最初は嫌々でも、作業しているうちにだんだん楽しくなるはず。
同じ仕事でも楽しんでやるのと、嫌々やるのとでは雲泥の差。
仕事も家事も楽しめば、毎日が楽しい時間になっていくと思います。
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