光言社 編集者ブログ

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2020年03月05日

修錬会に三世代(?)が集う

今年、私は韓国で新年を迎えました。

「天地人真の父母様主管HJ天苑特別修練 第1地区 Japan TOP GUN Youth 2020」(2019/12/282020//3、以下JTGY)に参加したためです。

多くの恩恵を頂き、印象に残っていることはたくさんありますが、その中でも特にうれしかったことを紹介します。

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ある夜、修錬苑を歩いていたとき、私のよく知っている人がいました。その人は、私が大学1年生の夏に参加した5日修練会の班長(4歳上)でした。

声をかけようと思って近づくと、隣にもよく知っている顔が。その子は、昨年の春、私が班長として参加した5日修で、班員だった子(6歳下)でした。 

私は、その修練会が始まる5日前に、青年部長から班長を頼まれました。突然のことに驚き、ほとんど班長の経験もなかったので、最初は断ろうと思いました。

しかし、そのとき、自分が修練生として参加した5日修の班長のことが思い出されたのです。

私は昔から、先のことばかり想像して、〝こうなったら、どうしよう〟と不安になることが多く、班長との面接で「21修に行くのが不安です」と打ち明けました。

すると班長は、あっけらかんとして、「行ってみてだめだったら、途中で帰ってくればいいじゃん」と言うのです。

私は、拍子抜けしました。行かなければいけない理由を並べて諭すのではなく、「とりあえず、行ってみなよ」というスタンスで言われたことが衝撃的でした。

さらに、「21修すごい楽しかったよ。私は何回も出たぐらい」と言われました。

いつもなら、「まぁ、班長はそうかもしれませんけど......」とひねくれますが、そのときは、〝そんなに楽しいなら、行ってみようかな〟と素直に思えたのです。

それはきっと、私の気持ちを受け止めてくれたうえで背中を押してくれたことに対するうれしさと、班長を通して神様が与えてくださった安心感のおかげだったのだろうと思います。

だから、私もいつか、同じように不安を抱えている子を助けてあげたいと思っていたのです。

しかし、なかなか勇気が出ず、結局、班長をやることはないまま、大学を卒業しました。

そうしたら、まさか、社会人になってから声がかかるとは。これは、何か意味があるに違いないと思いました。

神様がくれたチャンスを無駄にしたくない。そして、あのとき班長が与えてくれた愛を、今度は私が誰かに与えられるようになりたい。自分でも驚くぐらいの、強い思いに突き動かされました。

そして、いざ、参加してみると、とても楽しかったです。

とにかく、班員の妹たちが、かわいくてしかたありませんでした。眠気に耐えながら必死に講義を聴こうとする姿、冗談を言いながらおいしそうにご飯を食べる姿、神様に出会いたいと言って涙を流しながら真剣に祈祷する姿。この妹たちを見詰める神様の喜びは、どれほど大きいのだろうと感じました。

それと同時に、私が修練生として参加したときの班長が、見えないところでたくさん投入してくれていたことを知りました。

班長は、班員が講義を聴いている間に、別室で真剣に祈ります。私も、皆がどうか神様と出会えるように、講義を通して神様の心情をつかむことができるように、と祈っていました。そうしながら、私の班長もこうやって祈ってくれていたのだと思ったとき、涙が流れました。

見えないところでの精誠が、人を生かすのだと実感しました。

祈る以外にも、皿洗いをしたり、メッセージカードを書いたり、時にはようすを見にいって眠そうな班員の肩をもんだりと、いろいろありましたが、全部班員のためになるのだと思ったら、どれも喜びでした。

そして、班長としての役割を一つ一つ経験するたびに、かつて私を愛してくれた班長に感謝の思いが湧いてきて、心が温かくなりました。

やはり、話を聞くだけでは分かりません。実際に自分がその立場に立ってみて初めて、どれだけ自分が愛されていたのか、投入してもらっていたのかが分かるのだと思いました。

よく母から、「あんたも親になったら分かるわよ」と言われていましたが、その意味が少し分かった気がしました。

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JTGYに話を戻すと、なんと、約1200人も参加者がいる中で、私の班長と私の班員は同じ班で、その二人が一緒に歩いているところに、たまたま私が出くわしました。つまり、三世代(?)が集ったのです。とても感慨深い瞬間でした。

私の、おぼろげな記憶では、その班員の子は、「私も班長をやってみたいと思った」と言ってくれていた気がします。(笑)

 

こうやって、次の世代、さらにその次の世代へと、神様の愛が伝わっていけばいいなと思いました。

       

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