光言社 編集者ブログ

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2019年11月28日

半世紀を超えてよみがえった歌声

  『世界家庭』12月号の先輩家庭の証し「慕わしき わが主、わが父母」は西川洋一さん(777双)です(76ページ)。夫人の太満恵さん(5月20日聖和)は聖歌第2部8番「手をつなごう」の作曲者で、その曲の誕生秘話も紹介しました。ちなみに作詞者は野村健二さん(43双)です。

 ところで、聖歌「手をつなごう」は、世界反共連盟(WACL)世界大会(1970年9月20日、日本武道館)の開催を記念し、「ワクル讃歌」としてレコード化されました(タイトルは「世界の友よ 手をつなごう」)。

△53か国から2万5000人が集まった「世界反共連盟(WACL)世界大会」(1970年9月20日、東京、日本武道館)

 太満恵さんの聖和式で太田郁恵さん(777双)が、レコード化に至った経緯を証ししました。

 「1970年のこと、久保木修己会長(当時)と私がレコード会社を訪れ、この歌のレコード化を依頼しました。当初、私たちは、その頃人気だった、ある女性歌手に歌ってもらうつもりでした。

 ところが、向こうの担当者が『どんな歌か知りたい』と言うので、私が歌ったところ、『いや、あなたが歌ったらいい』と言うのです。それで結局、私の声で吹き込まれることになりました。その際、レコード会社のほうで、とても良い前奏を付けてくださいました。

 1970年5月11日に、WACL世界大会の準備大会として開催された「平和を祈る音楽の祭典 WACL躍進国民大会」のステージで私が歌ったのが、この歌の本邦初演です」

△13か国の代表を迎え、6000人が集って開催された「WACL躍進国民大会」(1970年5月11日、東京、普門館)

 証しに続いて、太田さんの声による「手をつなごう」が流れる中、献花が行われました。参列者は、約半世紀を超えてよみがえった太田さんの歌声に聴き入りながら、作曲者の太満恵さんをしのびました。

 

その歌声はこちら↓をクリック。

△ワクル讃歌「世界の友よ 手をつなごう」のレコードジャケット

     

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