編集員のかんな&こくよが、絵本「聖書ものがたり」をもとに、ほのぼのと韓国語を勉強します。学習内容は、初級修了程度を想定しています。
かんな:語学院と大学合わせて5年間韓国に留学
こくよ:日本の大学で韓国語を第二言語として学ぶ。中級レベル。
きょう勉強するのは、こちらの二つの文章です。
①아빠와 엄마가 아기가 태어나기 전에 모든 것을 준비하시는 것처럼 하나님께서는 인간을 위해 이 우주의 모든 것을 준비하셨어요.
②하나님께서 얼마나 기뻐하시며 기다리셨을까요?
*聖書ものがたり1『せかいのはじめ』16~17ページ
こくよ:やっぱり冬は寒いですね~。でも、韓国はもっと寒いですよね?
かんな:うん! 鮮文大学があるアサン市でも、真冬は-10度以下になる日があるから、川や池が凍るんだよ。私も韓国に留学した最初の冬は、寒すぎて心臓が止まるかと思ったよ(笑)
こくよ:心臓が・・・・・・。それは命の危険を感じますね。
かんな:ついつい寄宿舎の中にこもりがちになっちゃうよ。
こくよ:寒すぎて、みんな外には出なくなりますか?
かんな:いや、私が寒いの苦手なだけ(笑)。韓国には「패딩(ペディン)」っていうダウンコートがあって、これがすごく暖かいんだよ。羽毛がたっぷり入ってるから、街を歩いているとこれを着ている人がいっぱいいるよ。
こくよ:へ~。気候にあった防寒グッズが必要ですよね。今度、知り合いが韓国に留学するので、教えてみます!
かんな:うんうん。それがいいよ。じゃあ、そろそろ勉強を始めよう。
こくよ:はーい。
こくよ:「아빠」「엄마」は、「パパ」「ママ」ってことですよね? 日本だと「パパ、ママ」は子供っぽい感じがしますけど、韓ドラを見ていると、大人でも「아빠、엄마」を使っている気がします。
かんな:確かにそうだね。でも、たとえ「아빠 엄마」と呼んでも、敬語はしっかり使ってるんだよ。自分の両親に対しても面と向かって敬語を使うところが、日本人から見ると新鮮だよね。
こくよ:そういえば、夫婦でも敬語を使ってますよね。
かんな:そうそう。最初聞いたときは、堅苦しい気がしたけど、それだけ相手を尊敬して、いたわり合ってるってことなんだよね。
こくよ:なるほど~。ちなみにオンニは、主体者さんとは、どうなんですか?
かんな:えっ? うち? えーっと、日本人同士だけど丁寧語だよ(〃▽〃)
こくよ:そうなんですね~。いつかお会いしたいです。
かんな:こ、今度ね。えーっと、じゃあ、次は、「위하다」について説明するね。
こくよ:(オンニは恥ずかしがりだなぁ・・・・・・)
「위하다」は、食口にとって重要な言葉ですね。
かんな:そうだね。み言では、「위하여 살다」=「ために生きる」という形でよく出てくるから、みんな聞いたことがあるはず。
こくよ:あとは、「-를/을 위하여」という形で、「~のために」という意味で使いますよね。
かんな:うんうん。このとき、直前の助詞は「-를/을」になるから、注意が必要だね。あと、「위하다」はこの単語一つで、「ためにする」という意味の他動詞だから、日本語に直訳するのが難しいんだよね。たとえば辞書では、「부모를 위하다」=「父母を敬う」と出てくるんだけど、「敬う」に限らず、両親のことを思って何かする、というニュアンスがあるんだよ。
こくよ:そうなんですね。「~のために」とよく使うので、他の意味は知りませんでした。
かんな:あとは、乾杯するときに言う「위하여!」かな。
こくよ:あ、これは、使ったことあります! 誰かの幸せや発展を願う気持が込められているんですよね。
かんな:うんうん。誕生日や合格祝いなど、何か意味のある集まりのときは、ぜひ使いたいね。
かんな:②の文章の「기뻐하시며」は、敬語表現にもなっているけど、形容詞「기쁘다(うれしい)」に「-어하다」が付いて、「うれしがる=喜ぶ」という単語に変化しているね。
こくよ:形容詞が動詞になるんですね。
かんな:そうそう。こんな風に、形容詞に「-아/어하다」が付いて動詞化することもあるんだよ。感情に関連した単語が多いかな。
こくよ:「슬프다(悲しい)」⇒「슬퍼하다(悲しむ)」とかですね。
かんな:あとは、「아프다(痛い)」⇒「아파하다(痛がる)」、活用がちょっと難しいけど「외롭다(寂しい)」⇒「외로워하다(寂しがる)」とか。
こくよ:活用をしっかり覚えれば、表現の幅も広がりますね。
かんな:そうだね、きょう出てきた単語をまずは、覚えていこう。
こくよ:はーい(^^)/
〈きょうのポイント単語〉
아빠:【名詞】お父さん、パパ
엄마:【名詞】お母さん、ママ
아기:【名詞】赤ちゃん
위하다:【動詞】ためにする
기뻐하다:【動詞】喜ぶ