12月。教師、師匠も走り回るほど忙しいという師走です。1年を振り返り、新年を迎える準備が忙しくされていることでしょう。新年の準備ということで、カレンダーや手帳の準備もされていることでしょう。
ところで、私たちの教会では天暦(陰暦)で名節などを祝いますが、一般的には陽暦で生活しています。そこで陽暦のカレンダーに天暦を併記して使用することになります。
陽暦は、1年が365日。地球が太陽の回りを1周するのに要する日数で、もう少し正確には365.24日です。一方、天暦は、月が地球を1周するのに要する日数で、29.53日。陽暦よりも11日ほど短いのです。
そうすると、陽暦と天暦との違いで戸惑うことが出てきます。
その1つが、閏月です。天暦では毎年、太陽暦に比べて11日ほど早くなっていくので、3年に1回ほど、閏月を入れることにしているのです。何月を閏月にするかは、年によって違っています。
もう一つが、1年のうちに天暦では2回ある月日があるということです。
陽暦で1月の初めと12月の終わりの11日ほどが、同じ月日になるのです!? もちろん天暦の正月を越えているので、年は1年違っています。韓国では、誕生日を陰暦で祝います。陽暦の年末・年始のある期間に誕生日を迎える人は、1年に2回誕生日があることになるわけです。といっても、2回目の誕生日は1つ年を取っていますが……。 (徳)