先月のことになりますが真の家庭運動推進のための講演会の撮影に行きました。
特に印象的だったのは、ある講師の方のスピーチでした。
「家庭をもち、子育てをする中で人間は、私心のない優しさや善い心、親心に目覚めることができる。赤ん坊や幼児たちの役割とは、人々に自分の中にあるそのような心に気付かせ、人間として成長させることなのだ」
要約するとこのようなメッセージだったように思います。
私は会場の最後部で撮影していたのですが、マイクの音声を拾って聞きながら、カメラ越しに講師の先生を追い続けていたので、すぐ目の前で語られているような感覚がありました。
そのような状態で聴いていたので尚更だったかもしれませんが、一児の父親になったばかりの私自身、大変感銘を受けました。
生まれたばかりの我が子から自分が教育され、育てられているというのは不思議な話ですが、この子が生まれてきたからこそ私は親になったわけですし、その子と接しながら善い人間性を引き出してもらっているのだと思うと、ありがたいような、身の引き締まるような…。
仕事の話とは言えないかもしれませんが、親として、いち人間としてまた頑張ろうと思った次第です。