大韓航空007便の追撃事件を題材にして、スリリングに描く手法は、作家金辰明氏の力量だと思います。しかし、それは外的にではなく、智敏の心情の動きを表現する手法によるものかもしれません。引きつけられました。 後半では、文先生ご夫妻の登場と歴史的転換の裏舞台が明らかとなり、感動しました。

歴史の事実については知っていましたが、実際のソ連の共産主義体制について詳しく知ることがてきたのは、この本が初めてでした。時代背景を学ぶのに大変役立ちました。また、真の父母様の歩みの尊さを改めて実感することができました。あっという間に読み終えてしまい、とても読みやすかったです。

ストーリー構成がすばらしく、どんどん気持ちが引き込まれていきました。誰も悪くないのに、共産主義の思想によって巻き込まれてしまう人々。そのような世界の中で、堂々と正しいことを主張できる文先生が、輝く希望の存在に感じられました。

ストーリー展開が面白く一気に読んでしまったので、雑に読んでしまい、もっと丁寧に読めばよかったと思います。作者が教会員ではないということで、暖かみが感じられなかったというのは先入観からでしょうか？しかし、小説で真の父母様が書かれるのは新鮮な感動がありました。

私は本を読むのが苦手ですが、3日間で読むことができました。2日目は夜12時近 くまで、夢中で読んでしまいました。ストーリーが面白くてやめられず、気が付 いたらそんな時間になっていました。 共産主義の恐ろしさは、夫から聞いてはいましたが、本当に話通りでした。影で は多くの人が殺されていると思うと本当に怖くなります。また、文先生のなされ てきたことは聞いていましたが、実感がわきました。韓国人の意志の強さもわか り、親兄弟の絆の深さも知ることができました。

沢山の人に読んでいただきたい本です。 世界の歴史のかげで、自分の生死をかえりみず、世界平和のために活動している人が、実際にいるということを。 文総裁夫妻が、どんな活動をしてこられているのか、知ってほしいし、興味をいだいてもらえると嬉しいなあと思います。

引き込まれ一気に読みました。 ストーリーに涙、涙…。今読み終わって目が腫れています。 またご父母様が登場する度にワクワクして読み進め、改めて、世界での勝共運動の歩みと、歴史の影で命を掛けた人々に感動し、誇らしく思いました。食口以外の一般の人々にも読んで欲しいです。

すごくおもしろい小説です！！良い意味で予想外な内容でした！ ついつい夜更かしをして，一気に読み終えてしまいました(笑)。 話の展開がとてもテンポよく，イイ感じのエンターテインメント小説になっていると思います！

ダンベリー、イーストガーデン、そしてソ連や北朝鮮を舞台にして描かれている真のお父様の息づかい、真のお母様の気配りが、まるですぐ目の前、ここに父母様がいらっしゃるように迫ってきて、涙がとめどなく流れました。 私はブリッジポート大学で、当時ソ連の学生たちをアメリカに迎える時にスタッフとしてお手伝いをさせていただいたので、その時のことも蘇ってきて、感無量でした。私にとってもこの小説を読んだことが、人生の新たな出発点となると思います。

この小説『預言』の舞台となった時代は80年代から90年代前半であり、その時、私はまだ生まれる前か、生まれて間もない頃です。冷戦時代のことは、実感としては当然なく、歴史として学び、真の父母様のみ言を通してその内容に触れてはいましたが、今回この小説を読みながら、共産主義の悲惨さや、共産主義ゆえに良心に背きながら苦しみ生きる人間の苦悩の姿を見ました。 そのような中、共産主義の終焉を預言し、宣布したお父様の偉大さを見ることができました。また、命を懸けて共産主義国家に潜り込んで歩まれた先輩食口の方々の苦労と精誠を感じ取ることができました。

誰もが同情する孤児の話かと思いきや、一気に2日で読んでしまった。唯一の希望が予期せぬ事態で壊されたのに、それでも目的を探しながら内なる叫びに従って成長していく主人公。ダンベリーで出会った文総裁からの意味深げな一言が最後になって理解でき、読後は爽やかだった。国際関係上明らかにされなかった史実なのか、どこまでがフィクションなのか韓国事情に疎い自分にはさっぱり分からないが、さすがベストセラーを叩き出す作家の作品だということは分かった。