ほぼ5分で読める勝共理論 72
日本共産党について⑪
日本共産党の最終目標は日本の共産主義化

編集部編

ソフト路線の真実
 戦後の共産党は数多くの暴力事件を起こしました。しかしその後、イメージを和らげるためにソフト路線を取ってきました。
 例えば、共産主義は天皇制とは絶対に相いれません。共産主義の本質は唯物論ですから当然です。

 天皇とは、神に人々の幸福を祈る存在です。そんな存在が国の象徴となることを、共産主義思想が認めるはずがありません。でも彼らは、天皇制を受け入れるふりをしています。
 天皇が出席する国会の開会式にも最近は参加するようになりました。これは、彼らのソフト路線の一部です。

 誤解してはいけないのは、彼らの理想は共産主義であって、民主主義や資本主義とは全く相いれないということです。
 具体的に言うと、共産党以外の政党は、今の日本が存在することを大前提とする政党です。

 もちろん各政党の考えは全然違います。保守的な政党もあれば左翼的な政党もあります。でもそれぞれの政党に共通しているのは、日本は民主主義国家、そして資本主義国家であって、その日本をいかに発展させるかということです。

 でも共産党は、これとは全く違うのです。
 つまり彼らが目指しているのは、日本を共産主義にすることです。
 民主主義でもないし、資本主義でもありません。日本共産党と名乗る以上は、最終目標は日本を共産主義にすることです。

 では、彼らはどうやって日本を共産化できると考えているのでしょうか。
 実は彼らは、今は「二段階革命論」という理論を採用しています。このことは、共産党の綱領に詳しく書いてあります。

「二段階革命論」
 第1段階は、民主主義革命です。
 具体的には、日米同盟の廃棄と自衛隊の段階的解消です。もちろん安保法制も廃止です。
 今の日本の体制を強化するものは、全て廃止するということですね。

 この革命は、「統一戦線」によって実現すると言っています。
 いろいろなグループが集まって、その中心に共産党がいます。これを具体的に展開しているのが、選挙の時に行われる野党共闘です。

 仮にこれが成功すると、第2段階として社会主義的変革に入ります。
 共産党の綱領では、このことを「生産手段の社会化」と言っています。つまり日本が社会主義の国になることです。もちろん憲法を改正しないと、そんな変革はできません。

 そしてここからが面白いのですが、共産党綱領では、日本が社会主義の国になると、貧困がなくなると言っています。
 「人間が、ほんとうの意味で、社会の主人公となる道が開かれ…」と日本共産党綱領にうたっています。
 労働時間が抜本的に短くなって、人間らしい生活になるというのです。

 これは今から何十年も前に、中国や北朝鮮が理想の社会だと言っていたのと全く同じです。
 いったいどんな緻密な経済理論があって、社会から貧困がなくなるのでしょうか。どうやって経済成長できるのでしょうか。

 実際は、彼らはいつも反対ばかりして、積極的なことは何も言いません。それでどうやって社会が豊かになるのでしょうか。全く理解できません。

 さらに綱領では、そういった社会がさらに発展すると、国家権力そのものが不必要な社会になるといいます。
 いわゆる共産主義です。

 国家権力がないので、警察も軍隊もありません。それでも犯罪が起きません。
 国家権力がないので、経済政策も福祉政策もありません。もちろん生活保護もありません。それでも貧困も争いもなく、みんなが幸せに生きられると言っています。

 そんなお花畑のような話を堂々と発表しています。
 そして、政府の具体的な政策には反対ばかりしています。それが、まさに日本共産党なのです。

 さあ皆さん、今回のシリーズを通して、日本共産党は日本には要らないということが、はっきりとお分かりいただけたのではないでしょうか。

 もちろん日本が成長するには、いろんな意見が必要です。でもそのいろいろな意見の中に、共産主義は要りません。
 これがこのシリーズの結論です。

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