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世界はどこに向かうのか
~情報分析者の視点~

日米首脳会談成功、しかしこれからが本番

渡邊 芳雄(国際平和研究所所長)

 今回は、23日から9日までを振り返ります。

 この間、以下のような出来事がありました。

 米国、イランへの「圧力」政策を復活(24日)。パナマが香港企業と契約解除か(4日)。米国が国連人権理事会離脱へ、大統領令に署名(4日)。ガザ「長期保有」、住民移住も~トランプ氏が戦後計画で新提案(4日)。パナマの一帯一路離脱方針に中国が反発(7日)。日米首脳会談開催、共同声明発表(7日)。台湾、日米首脳会談巡り「感謝」(8日)。北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)総書記が「核戦力の高度化」を表明、軍創建記念日で国防省を視察(8日)、などです。

 2月7日昼(日本時間8日未明)、米国のホワイトハウスで石破首相とトランプ大統領の会談が行われました。
 昼食会を含め約1時間50分。その後、共同声明が発表され、「暴力の続く混乱した世界に平和と繁栄をもたらす」との決意が表明されました。会談は成功でした。

 共同声明のポイントは下記のごとくです。

・米国の核の傘を含む戦力で同盟国を守る「拡大抑止」の強化確認

・北朝鮮による日本人拉致問題の即時解決を実現するとの日本の決意表明に対し、米国の「支持」が盛り込まれた

・両首脳は、中国による東シナ海における力や威圧による現状変更の試みに対し、「強い反対の意」を盛り込んだ

・国際社会の安全と繁栄に不可欠な「台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性」を強調。「国際機関への台湾の意味ある参加」を支持すると表明

・ウクライナ侵略における北朝鮮とロシアの軍事協力を抑止し、対処する必要性を強調

・北朝鮮の完全な非核化に向けて日米両国が今後も関与し続けることを確認

 特に印象深かったのは、会談冒頭の両首脳のやりとりでした。

 まず石破首相が、「狙撃された時、こぶしを天に突き上げた写真が印象的だった。大統領閣下はあの時、『自分は神様から選ばれた』と確信されたに違いない」と語り、大統領は「忘れ去られた人々」への思いやりがあるが、自分も地方創生でそういう人たちに夢と希望を持ってもらいたいと考えていると述べました。

 そして石破氏が「日米の親密な関係は大統領と安倍首相によって礎(いしずえ)が築かれた」と語った後、トランプ氏は「シンゾーもあなたのことを尊敬していた。私はあなたほどハンサムではないが」と言って自身の写真集を贈呈したのです。

 そして石破氏に、「偉大な首相になるだろう。もうちょっと弱い人の方が良かったがいつも日本の首相は強い」と返したのです。

 トランプ氏は安倍総理と石破氏との関係は熟知しています。石破氏も分かっています。
 トランプ氏の、安倍元首相を絡めた語りは交渉において極めて大きな力を発揮しているし、これからも継続するでしょう。

 昨年12月、安倍昭恵夫人が自ら望んでトランプ氏宅を訪問した時、何を伝えたのでしょうか。
 日米関係の維持とさらなる発展のために、個人間の溝という次元を超えた国益、国際益のための政治家としての振る舞いを暗に要請したのかもしれません。

 心配された日米首脳会談、円満会談といえるものでした。その礎は安倍総理といえるでしょう。
 石破氏は綿密な準備の上で、自らの思いを超えて会談に臨んだことと思います。
 中国の覇権主義や北朝鮮の動向を踏まえれば、日米関係を揺るがすことはできません。しかし「本番」はこれから、といえるでしょう。



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