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至誠感天 家和万事成 10
精誠を成立させるもの

 今日も「一日の出発のみ言」をお届けします
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※本文中、各文章の末尾にある( )内の数字は、原典『文鮮明先生み言選集』の巻数とそのページ、または、み言を語られた日付を示しています。

(光言社・刊『至誠感天・家和万事成』より)

第一章 至誠感天

第一節 至誠感天と精誠

(二)精誠⑦

 自分を中心としたものになれば、精誠は成し遂げられません。精誠は、自分を中心として尽くすべきものではなく、相対、すなわち、家庭なら家庭、社会なら社会、国家なら国家など、より大きな相対のために尽くしてこそ、「精誠」という名詞が成立するのです。自分を中心として精誠を尽くしたものは、自分一代においては残り得るかもしれませんが、それは、自分一代と共に流れていってしまうのです。

 精誠の基台は、相対のためのものだけが残ることができます。その相対の大きさによって、精誠を尽くした実績や、結べる因縁の大きさが決定されます。ですから、皆さんは、自分を中心とするところではなく、必ず相対のために生きるところにおいて精誠の要件が成立し、「精誠」という名詞が成立するということを、肝に銘じなければなりません。(17-227、1967.1.29)

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 明日は、「真なる息子娘の精誠とは」をお届けします。