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ほぼ5分で読める勝共理論 63
日本共産党について②
日本共産党は日本からなくなるべきである

編集部編

国家を根本から否定する政党
 日本では表現の自由や政治活動の自由が保障されています。
 政党がどんな政治目標を掲げても自由です。
 ですから、ある政党だけを特別に批判する、この政党は存在すべきではない、というのは、本当はおかしな話です。

 でも私たちは、日本共産党だけを厳しく批判しています。
 「日本共産党は日本からなくなるべきである」とまで考えています。
 どうしてそう考えるかというと、日本共産党は、日本という国を根本から否定する政党だからです。この点が、他の政党と根本的に違います。

 つまり他の政党は、日本という国が存在することを前提として、その上で、日本をより良い国にするにはどうしたらよいかということを考えています。もちろんその考え方はさまざまです。

 例えば、税金をもっと上げた方がいいという人もいれば、下げた方がいいという人もいます。
 でもその違いは、日本という国が存在することを前提とした意見の違いです。

 しかし共産党は、話し合いの大前提になっている、日本国家の存在そのものを否定する政党なのです。
 なぜかというと、彼らの最終目標は日本を共産主義化することだからです。

 改めて言いますが、日本共産党というのは日本を共産主義にすることを目指している政党です。
 もしそうでないなら、日本共産党という政党名は変えないといけません。

 「いやいやいや、実は私たちは共産主義を目指してなんかいません。実はあれは名前だけなのです。私たちは、本当は単に憲法を守りたいだけなのです。単に平和を目指しているだけなのです」というのであれば、今からでも日本共産党という党名を変えたらいいでしょう。

 例えば「日本平和党」とか、「憲法変えない党」、なんかはどうでしょう?
 もしそうやって党名を変えるのだったら、私たちは反対しません。
 日本という国を前提としている以上、政治活動は自由だからです。

改めて共産主義って何?
 ここで、改めて共産主義とはどういう考えなのかを説明しておきましょう。
 詳しくは勝共理論のシリーズ(例えば、光言社刊『よくわかる勝共理論』)を見てもらえれば分かるのですが、共産主義というのは、資本主義を根本から否定する考えです。

 どういうことかというと、共産主義の国では、国民が経済活動を行うのではなく、国家が経済活動を行います。
 さらに言えば、政権を握った共産党の指導の下で経済活動が行われます。中国や北朝鮮を思い起こせば、なんとなくイメージができるでしょう。

 このことを共産主義では、「生産手段の社会化」といっています。
 国家主導で経済活動が行われます。経済活動の自由はなくなります。それで貧富の差がなくなると考えているからです。

 実際に日本共産党のウェブサイトを見ると、このことが「綱領」に詳しく書かれています。綱領には「生産手段の社会化」という言葉が5回も登場します。

 この「生産手段の社会化」が完成すると、日本は社会主義の国になるわけです。
 これが共産党の第一の目標です。もちろんこれは、憲法を改正しないとできません。だから彼らが言う、「憲法守れ」はうそです。

 そしてさらに、彼らはその次の段階として共産主義を目指します。
 これは国家がなくなることを意味しています。政府がなくなります。警察もいません。もちろん軍隊もありません。それが理想だというのです。それが共産主義です。
 彼らはそれを「国民が主人公だ」なんて言ったりします。彼らはそんな国を目指しているのです。

 もちろん社会主義の国になれば、結局は日本も中国や北朝鮮のようになってしまいます。
 自由がなくなって民主主義が崩壊します。そんなことを目指す政党は日本には要りません。
 彼らは「憲法守れ」とか「民主主義を守れ」とかいったりしますが、それは表面上の主張です。本当の主張ではありません。
 なぜそういえるかというと、日本共産党という党名を変えないからです。これが私たちの結論です。

【関連書籍】

◆『よくわかる勝共理論~日本と世界の平和のために~』(光言社)

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