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心情開拓
心霊を育てる生活原則(189)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』〈200549日第3版発行〉より)

18 主従関係の愛

▲李耀翰先生

恵みが人格化するまでは秘密の期間

 さて、自分に恩恵がないうちにみ言(ことば)を伝えても、自分には何も返ってきません。自分が心から感動したものを他人に伝えて、その人が感動すれば、自分一人の感動は大きく膨れ上がります。心情や心霊がさらに豊かになるのです。

 悟ったものがあっても、それが自分の人格の中で消化されるまでは、秘密にしておくべきです。御飯が消化されてエネルギーになるまでは、注意しなければなりません。勝手に行動すると、吐きやすいのです。

 神から受けた恵みが人格化されるまでには、三数が必要です。結婚して三カ月は気をつけなければなりません。なぜかと言えば、お互いが親密なほど、初めの愛は早く冷めていくのです。良いことは、大切に秘めておくべきです。秘密をしゃべってしまうと、自分のものにならないのです。

 それで、結婚して三カ月、子供を生んで三カ月は、お客が家に出入りしないようにと言われているのです。

 悟りがあれば、三日間は注意しなければなりません。心に決心したものを、絶対言わずに実践するのです。完全に自分のものになるまで、秘密にしておくべきです。すなわち、み言に感銘を受けて、それが自分の人格として消化されるまでは秘密の期間なのです。

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 次回は、「良い主従関係」をお届けします。


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